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2004/09/25(土)
四角いおうち・・・
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いま、私は四角い部屋に住んでいます。 今日行った、美容院(ひさびさ!)も、カフェも、ちょっと覗いたドラッグストア(涼んだ!!)も、トイレも、ぜーんぶ、四角い部屋でした。 慣れてる気がするけど、やっぱり私には違和感のある構造です。
アイヌのチセ(ちいさいのはポンチセというそうです)や、アマゾンの集落共同のマローカ、ネイティブアメリカンのティピー、モンゴルのゲル、さらにバックミンスター・フラーというひとが発明したフラードームなどはみな円を基本にした家でした。 そして日本の茅葺の農家も屋根にはかなり丸みがあります。 そういえば、教会やモスクも、石造りにもかかわらず、重要な「場」は、天井の高い円形のスペースになっていますよね。
丸みのある空間は、落ち着いてくつろいだココロを呼び戻し、空間を共有するひとどうし和むのに必要な条件のように思うのだけど、意識すらしたことのない人が多いかな?
というのは、上に書いたような居住空間にしばらく居て戻ってくると、決まって、鴨居や天井の直線が私の目の上に一直線に被さって来て、ウルサクて仕方がなかったのです。 なんでみんな、疲れないの?我慢しているの? てね。 で、一週間くらいで慣れるんだけれども。 木や草、動物の革の家は円形が自然、それがレンガや角材、スレートなどになると、直線が作りやすい。 でもこれって、「材料の都合」とかコストによるもので、さらに置かれる家電製品や家具類が同様な理由でみんな角張っているからなお一層家の四角さがあたりまえになっているだけなのでは・・・
街中も直線と角ばっか、それがごちゃごちゃに錯綜して気は休まらない。しかも家の中まで断りもなく(!)直線ばっかり〜!! 四角い家に居て憂鬱になりやすい人には丸い家は効果あるんじゃないかな〜。布で囲うだけでもいい。まてよ、くつろぎすぎて眠り病がまんえんしちゃうか・・・
直線があたりまえだと思っていたものを、曲線に変えるキャンペーンをやろうっかな(笑) 「円卓」会議は、国の上下関係を作らないための苦肉の策だったそうだ。 いまなら、世界の国旗もぜんぶ円形にしてはためかそう。ぷぷ。 試験の答案用紙も中心からくるくる渦巻き状に広がるレポート。右巻き左巻きはお好きなように。そういえば実際にこれをやった従兄が散々な目に会ったらしいので、理解ある先生のみ有効なり。じっさいレコードもCDも巻いてるんだけど。憲法もこの書式で。とりあえずテレビも映画も丸窓で。
おっと大変、コンピュータのダイアリーも四角の世界に閉じ込められていたではないか。でもそのおかげで適度の窮屈感が緊張感をもたらしてくれています。プログラミングができない私はこれでがまん。
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