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2005/01/03(月)
シルクロード
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お正月で、新しいシルクロード番組を観ました。 ついでにアーカイブスでは1980年のNHK特集 シルクロード も再放送していました。これは、ものすごく影響を受けちゃった番組です。まだ録画もできなかったけど全部蘇ってくるくらい目を皿のようにしてみていました。それまで見ていたテレビアニメが全部どうでもよくなって、リアルなものに渇望した、というか・・・音楽も、映像も、旅も、取材も、食料も、先人としての探検家も、二千年という時間の概念も、記述されなかった歴史についても、織物や装束に対する意識も〜 それで、中国行くならこのような所まで! と思うあまり未だに中国に行ったことが無いのです(^^;ゝ) 考古学をやりたいなあ〜と一瞬考えたことがあったけど、その後「競って秘密を暴くなんてダメダメ!!」とダメ出ししているロマンティックな自分がいたものです。
ナレーションを担当していた石坂浩二が、「いまなら世界遺産、というようなことになるんでしょうけど…」といっていたけれど、まさに風化しつつある世界の遺産には興味を持っています。ペルーのナスカもほんとうに野晒しで、放置されていました。遺産だって今を映す鏡。残念ながら遺跡荒らしは絶えないけれど、もし愚かな人の手を加えられることなく何千年も自然の手に委ねられるなら、それはそれでよいのでしょう。
☆それにしても、中国はこの四半世紀で随分変化したものだ、と取材班の様子などをみつつ思うのでした。
あらためて感じたことがありました。 私が森林の劣化に半ば本能的に危機感を抱いているのは、子供の頃の純粋な目で砂に埋もれたシルクロードの歴史に触れて、今を見、時間も空間も連続性を感じずにはいられないからなのですねえ。
【素朴さでは、同じくらい、な羊毛の帽子。 今回のテレビで見た麗人のミイラのかぶっていた帽子は、平織りのようだったわ〜】
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