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2005/11/14(月)
百人一首
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来ぬ人を まつ帆の浦の 夕なぎに やくや藻塩の 身もこがれつつ
前に何句か百人一首を載せました。それは書くことがないな、という日に記憶にあったものを載せたのですが、今回は、マツをキーワードに捜してみました。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 出典:「新勅撰集」より 来ぬ人を まつ帆の浦の 夕(ゆふ)なぎに やくや藻塩(もしほ)の 身もこがれつつ
権中納言定家(ごんちゅうなごんていか )
■口語訳
いくら待っても訪れてこない恋人を毎日毎日待ちこがれている私は、 あの松帆の浦で夕なぎの頃焼くという藻塩のように、 燃え盛る恋の思いにやかれて、身もこがれるほどに苦しんでいるのです。
■作られたワケ
権中納言定家は、百人一首のうち九十九首まで選び終え ました。しかし、あと自分の歌が決まらないので、ある 女の人に訊いてみると「藻塩の歌」がいいというので、 この歌にしました。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ということだそうです。 …ということは、百人一首も、この一首を待って完成したのですね〜 「選者」でもあった藤原定家といえば、和歌の世界の超有名人ではないですか。
なぜ、マツをさがしたかっていうと、10月にお友達のもっているカードを引いたら、《wait》というカード。 そのあとカードをシャッフルしているその手からピョンと飛び出たのも、おなじカード。もう一度やり直そうと、最後にシャッフルしたらまたでました。 その二日後、公園にいきました。 「ああ!大きな木!」と足をとめてみあげると、松平家の下屋敷にあったというマツ。一名、おろちの松。 その二日後、兄が思い出のお菓子としてさんざんデパートを探し回って買ってきたのは松江の和菓子の、山川。これは松平不昧公のゆかりの干菓子。 そのあと、松を苗字にする女性と二人、出会いました。 そして二日前、同じお友達にもう一度、カードをひいてもらいました。 そうしたら、またまたジャンプして机に落ちた一枚。こわごわ表に返せば・・・44分の1の確率で《wait》のカード。・・・・!わお
そんなわけで、昔の和歌はよく言葉をかけて、言葉遊びをしたそうですが、それにならって、日本人してみました。(そしてまた、言霊の言葉どおり、言葉の連鎖におどろき、たのしみつつあります)
それと、個人的には、《松》よりも、《竹》に魅かれるのです♪
前回は…http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/iiryn/?Y=2004&M=9&D=27 http://diary1.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/iiryn/?Y=2004&M=6&D=8
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