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2005/11/04(金)
< アク >のこばなし・・・
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今日は、フェルト(不織布)のつくりかたを教えてもらいました。 お湯に中性洗剤を溶かして原毛を浸すと縮む性質を利用して、形をつくることができます。
でもお話しだけだったので、今度、原毛を手に入れることができたらやってみよう! という先のおたのしみです。
そう思っていたら、なんと奇遇、帰ってきて、いい話しをききました。 正倉院の御物のおはなし。そのむかし、天平時代に日本にやってきたフェルトのおはなし。 シルクロードを伝って、絹だけではなく羊毛のフェルトも伝わってきたそうです。 中国の西の果て、西域の遊牧民は羊毛が衣類の中心だったのですね。 アカネや藍など色、濃淡もさまざまだそうです。
それで、その時代は中性洗剤ではなく、木の灰の灰汁(アク)を使用したそうです。
あ〜これでやってみたし。
1200年以上経ても、麗しいなんて。 ちなみに、当時、「なら」ではやはり絹、麻が主流だったそうです。
奈良国立博物館で14日まで公開されているそうです・・・
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