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2005/06/15(水)
医食同源
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実家にいると、食べ物の話しが多い。 納豆の話になった。 納豆でいつも出るのが、胸椎を骨折した女性が納豆で完治した話。 1千年以上前の日本最古の医学全書『医心方』の巻十八、外傷篇を参考にして、納豆を毎日毎日3,4パックづつ食べ続けたら、医者もビックリ、奇跡の様に完治したそうだ。ビタミンK2が骨を形成する働きがあるらしい。
この女性、槙佐知子さんは、複雑難解な漢文のおかげで《幻の書》といわれてきた『医心方』を20年以上独学で現代語訳されている、受賞も多くある古典医学の研究家。
実は、彼女の骨折する数年前に、たまたま長距離バスが一緒になった。 …早朝、お互い通勤・通学途上だったのに、直観で話してみたいと思った。私は彼女のつけていたスペインの黒いブローチに目がとまり、彼女は彼女で私の幾何学古代模様のショールが気になったと言い、隣に座わることに。 一時間の間、カシュガルで迷子になったり、雪の青森横断(!?)体験記など、朝っぱらから話が面白くてずっと話し続け、お別れの名残おしかったこと。そして私は、ライフワークはこんな風に自由に深く、と思ったもの。 それ以来お会いすることはないけれど、時々本や記事をお見かけし、思わず元気をもらう。
【画像は、4月に撮った、虫をくわえているトカゲくん】
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