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2004/12/14(火)
今日は/ to the bar No.89
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いい天気。
to the bar 成田一徹 No.89
John Begg
疎開させた酒
新橋のガード下。ちょっと昭和の匂いが漂う狭い路地。
古色を帯びた小さな扉。
まるで古い映画のセットのようなバー風景である。
ママの松下ナミ子さん。ご夫婦で店を守り続けて55年の年月がたつ。
実家である伊豆の旅館に疎開させたジョンベッグ。
「生きていたら皆で飲みましょう」。
戦後、封を切り、はじめて口に含んだときの言葉にならないおいしさ。
店名の由来の主は、今もバック・バー中央にランプシェードをかぶって鎮座している。
ここで時を過ごした文士、画家、映画人。
ママの口をついて出る数々の逸話にはため息がでる。
今は子息の晴彦氏がカウンターに立つ。
2人のベテランバーテンダーの間合いも手馴れて心地よい。
東京都港区新橋1-13-1
電話03-3591-6818
JR「新橋駅」下車すぐ
17:30-23:30
土日休み
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