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2007/02/21(水)
昔話
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ちょっと昔話をしてみましょう。
高校生のときの事です。 私はソフトボール部でした。 ソフトボールでは圧倒的に左バッターが多いです。 野球も同じですが、左バッターの方が一塁が近いからです。 なので強制的に左打ちにさせられます。 小学生、中学生の頃、男友達に混ざって野球をするときは右打ちでした。 右利きだから右打ち、当時はそれが当たり前でした。 しかし、高校生になってソフトボールを始めると、左で打てといわれます。 自分、不器用です。 左なんかでバット振れるわけがない。 人が見ても笑えるバッティングフォームだったでしょう。 打率1割。ソフトボールで打率1割!? そこそこ強かったうちの学校においてはいい笑いものです。 1年生のときは9番ライトでした。 要するに9人のうちバッティングが一番下手ということです。 まあ補欠がいますんで部内で一番下手ってわけではありません。・・・と思っておきましょう。 一応言っておきますが守備はまあまあで、ライトといえばソフトボールではライトゴロというものがありますので、 まあ打球がくればライトゴロ量産できます。 しかし、ライトに打ってくるバッターは稀です。 下手すれば試合中一度もボールに触れないこともあります。 そして打率の低い私はDHをつけられることもありました。 こうなってくると、試合後の反省で一人一言言わなければいけないのに、何も言う事はありません。 例え、試合に負けても、いや、自分関係してませんから・・・みたいな状態です。 しかし、練習のときのノックではホームへの返球はイチローばりのレーザービームです。 肩だけは絶対に負けない!コントロールは別として!! そんな1割しか打てない私を見て、2年になる前の春休みあたりに、 監督山内から「お前右で打ってみろ」と言われやっと打率1割から脱出です。 まあお陰で打率は4割は超えるバッターになりました。 3年のラストの試合では3番キャッチャーです。 凄い昇格振り! コイキングがギャラドスになってしまうような様です。
ここからが自慢話です。 受験生でもある3年の夏、普通の部員は勉強のため、部活動はやりません。 春のインターハイ予選でさよならです。 しかし、3年生の抜けたチームは弱かった・・・ そのため召集されます。 予備校に行くので・・・などと来ないやつもいましたが、 後輩キャッチャーを育てられなかった私としてはちょっぴり申し訳ない部分があり、 練習はともかく試合には赤紙が送られてくると戦地に赴きました。 一応後輩メインのチームですので、大体守るのは外野です。 しかし、監督山内、何を考えたか、私をキャッチャーとして起用しやがりました。 このままでは後輩キャッチャーたえこが育たないのでは? と思いつつ私の背中を見て育ってくれと思う日々でした。 余談ですが、私が一浪する羽目になったのは、夏休みに全く勉強できなかったからでしょう。 いやいや、自慢話をしなければ。 ある夏の暑い日、T女子高へ試合をしに行きました。 これまた3番キャッチャーです。 監督山内、私を留年させるのでは!?と思うほどの起用法です。 しかし、もう引退扱いの3年生は、ミスっても監督山内は怒りません。 それまで怒られてばかりで萎縮したプレーしかできなかった私が解き放たれたのが3年の夏でした。 T女子高とは別の高校と試合をしていた時、 私はファールグラウンドに飛んだかなり捕球するには厳しいキャッチャーフライを美しいスライディングキャッチで捕球しました。 その直後でした。 審判をしていた私立T女子高の監督が私に尋ねました。 「君はどこの中学校だったの?」 単純な質問ですが、これにはふか〜い意味があります。 T女子高、私立なので近隣の中学校のソフトボール部で上手い選手を、入学金無しとかでスカウトしてくるのです。 T女子高の監督、私が中学生のときどうして見つけられなかったんだ?と思ったのです。 私の答えはこれです。 「中学ではソフトボールしてませんでした」 「そうなの!?」T女子高監督、驚きと落胆を隠せないでいました。 おしい!私も中学校でソフトボールをしていれば、入学金もなしに女子高にいけたのか! 帰宅部でいた中学時代が恨めしい。 T女子高(結構強い)の監督が落胆するほど私が素晴らしいキャッチャーだったという自慢です。
まあ、ぶっちゃけ、 ・難しいキャッチャーフライを泥臭くスライディングキャッチするセンス ・バントを捌く美しいフィールディング ・盗塁を阻止するセカンドへの送球 ・他の選手を引っ張る声出し ・そして小さい割に結構な打力
どれをとっても一級品。 一休さんにも負けないくらいの一級品です。けんかもからっきしではないですし。
以上で自慢話を終わります。 高校生のときの自慢話をするなんて・・・ 私の人生のピークは高校生でした。 あとは下り坂を転がる人生。 わーお! ちなみに私の恋愛モテ期は幼稚園でした。 最近は2連ちゃんで同じ理由で二人に振られるという「無様ね・・・」 と言われかねない恋愛人生。
これから楽しい事があるとも思えません。 以上、昔話etcでした。
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