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2005/06/04(土)
ちょっと考察(うつした)
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ちょっと考察をしたい。本来なら日記にかくべきところですが、みなさんの意見をもらいたい、というところで掲示板に書きました。
ぼくの場合、今年のJAPANで5回IRONMANに出場したことになる。自分が目指したいスタイルが見えてきて、JAPANでは「それにちかづきつつある」レースができたとおもう。そのスタイルとはスイムでいい位置であがって、バイクでさらに前にでて、ランでそのアドバンテージをたもってフィニッシュ。
しかし、今年を含めた過去のIRONMAN(まあ2003年、2004年のKOREAは話しにならないが)では、ランでいいように抜かれる失速ぶり。これはなんなのか?まず今年の状況を振り返ってみる。
○スイム---------------------------- 2周目の終盤、動員する中心の肩周り、背中、上腕三頭筋に疲労を感じ始める。日記にも書いたが、今年のスイムはフォーム中心であったため、泳ぎこみという意味では不足していた。つまり持久力とパワーがたらなかった
○バイク---------------------------- 快調にみえたバイクも実は失速している。失速の原因は、スイム同様走りこみ不足。
■ヒルクライム ヒルクライムで必要な脚筋群の鍛錬がたりなかった。平地ではいいが、ヒルクライムになるといいように抜かれる。ヒルクライム後の回復も遅かったため、平地でスピードに乗り切れる前に抜かれまくった。
■補給のタイミング、量がよくなかった? タイミングに関しては20分に1回という機会はあってるとおもう。しかし、量、つまり1回にとる摂取量がよくなかったかもしれない。これは全く持って自分の未熟さだが、カーボショッツの原液にほぼ近かったため、粘性が高く、ボトルから飲みづらく、適量より少なかったかもしれない。トンネルの出口の明暗部分でクラクラしたのは低血糖になる寸前だったと思う。また、バイクフィニッシュ時に「全部飲みきるの」のが理想だったのに、3分の1以上のこっていた。
■心拍数の保ち方にもテクがある? 今回、肌寒い雨が降りしきる天気だったため、ある程度以上の心拍と体温をたもたないと、あっという間に体力を奪われ、失速していたとおもう。ヒルクライムの弱さから、ヒルクライムのときにがるはずの心拍がそれほどあがらなかった場面があった。シッティングではなく、ダンシングをしたら調子がでてきたのはこのためではないか?体力の無駄遣いだとおもっていたダンシングだが、使いようによっては「心拍の保持」「筋肉群の刺激入れ」「腰の開放」などができて長丁場では有効かもしれない。
■上半身のパワー不足 しかし、そのダンシングで上半身が死んでしまっていることを実感した。スイムで酷使した上腕三頭筋がガクガクで後半ほとんど腕に力が入らなくなった。これはランでも影響することになる。
○ラン---------------------------- TJで「ノーマンやピーター・リードのすごいところは、長丁場のスイム、バイクをこなした後でもしっかり腰高のフォームをたもち、2時間40分台〜サブスリーで走りきれる強靭な体を作り上げているところである」という記事があった。ぼくも似たような考えを持っている。ランを速くはしれるようになるためには、バイクで終わりにならない強い体を作る必要があるとおもう。だからランだけを一生懸命鍛えてもバイクに乗っていないから、バイクで体力を消耗してしまいランは話にならないと思う。 結論からいうと、ぼくはまだまだスイム、バイクが弱く、ランに移ったときに既に体力を消耗していることがまず第一に考えられる。第二に絶対的にランが遅い。 ・腕、肩が疲れてふれなくなっていた(ハイタッチするのさえきつかった) ・ハムストリングスが悲鳴をあげまくって、つりまくっていた ・ペース配分がわからない(練習・経験不足) ・ベーススピードが遅い あとはやはりランは「自信」が重要だとおもう。これは精神的な要素になってしまい、参考にならないとおもうがランが速かった選手はそれなりの練習をして、ランのみのレースで「自信」をつけてるとおもう。ぼくはランの練習をほとんどやっておらず、レース経験が少ないせいかランに移った時点で「超弱気」になっている。
・このペースでいけるのか? ・これ以上あげたらつぶれるのでは? ・ああ、、、もうだめだ、おいつけない
とごちゃごちゃ弱気な考えがでてくる。正直もうちょっと強気に攻めてもよかったとおもう。追い込みという面ではたらなかった。気持ちで完全に負けていたとおもう。
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