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2004/12/24(金)
毎年ホワイトクリスマス(イブ)。
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ブラックアイスバーン…今日も道つるつる、めちゃめちゃ滑ったよ。 一回も転びはしませんでしたけど(滑るのは慣れてるから)、危険だった。 つるっつるなんですよ、恐かったなぁ… 歯医者の帰りに豪快に滑った時は心臓がはじけとんだ。 変な体制で押し留まったから、腰がぐきっとなって痛かった。
今日はイブなんですね、後十分足らずで当日になりますけど。 今年はいつになく孤独なクリスマスになりそうです。 明日出番だし。 あ、でもお休みが30日からに決まってほっとしました。 29日が仕事納めで、4日からお仕事。 5日もあるよ、お休み。 結構嬉しいかも。 懐寒々しいけどね。 ボーナス…欲しかったけど、まぁ決めるのは社長ですからねぇ… 高校生以下の親戚どもよ!すまん、お年玉出せないわ… 高校卒業した途端に、貰う立場からくれてやる立場ですからね、うちの一族は。 姉は最初、あまりに稼ぎがなくて御菓子で誤魔化してましたが(笑) あーぁ、私も欲しいよ、お年玉。
とりあえずはそろそろっつうか、早めに飲み会の正式決定お知らせのメール送らないと、だね。 今年は少ないっぽい、メンバー。 相変わらず返事すら来ない奴いるし… いい加減むかついてきたわ、あの行き当たりばったりやろうめ…
苛々むかむかは置いておいて、三日目の短編連載〜 ぱひゅぱひゅー♪
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「 Snow Magic 」 ★3★
「小暮さーん、わかりますかー?」 唐突に、声をかけられた。 「ん…ん?」 何か眩しいものが、目の前をちらちら。 「眩し…」 思わず口にして、驚いた。声が出る… 「小暮さん、大丈夫ですか?」 ゆっくり目を開けると、目の前には、白い上着を羽織った、眼鏡をかけた中年の男性がいた。手には小さなペンライトのようなものを握っていて、私の目に当てている。 「せん、せい?」 少し喉元がいずいような気がするが、声が出る。目を丸くする私に、意思は言った。 「声帯の移植手術は、成功しましたよ」 心底ほっとしたような表情で。その後、少し話をした。手術の後、日夏は一週間ほど昏睡状態であったという。 「先生、私、夢を見てたみたいです」 「夢?」 アレは…夢か? 「…昨日、雪、降りました?」 窓の方をちらりと見遣るが、寒々しい空しか見えない。 「昨日?どうだろう…昨日はわからないなぁ」 医師は穏やかな笑みを浮かべながら、少し休んだ方がいいと続けた。 「雪…」 促されるままに目を閉じると、すぐに脳が揺らぎだした。
夢…か、じゃぁ彼は一体誰なんだろう? あれ?彼の名前は…なんだっけ?
「日夏…」 声が、した。 「お別れを言いにきたの?」 彼は悲しげに微笑んで、ベッドに近づいてきた。 「日夏の声、初めて聞いた」 「手術したの、一週間前に」 「そか、いい声だ」 悲しげに、でも嬉しそうに微笑んでくれた。 「ありがとう」 聞かなくちゃ… 「今日が、最後だ」 彼はいう。お別れの前に、聞かなくちゃ… 「ねぇ」 何だか、恐い。そんな感情のまま、なんとか声を絞り出した。 「何?」 名前を聞かなくちゃ、どこへ行くのか聞かなくちゃ。 「…なんでもない」 変な日夏だ…そう小さく微笑む彼を見ていると、無が痛い。 「明日」 「ん?」 彼が、くしゃくしゃと日夏の髪をなでながら口を開いた。 「明日はクリスマスだよ、日夏」 「そうなんだ」 クリスマス… 「雪、降るといいね」 「いいよ、別に。寒いし」 「夢のない事を言うなよ…じゃ、そろそろ行くよ」 「え?あ、うん…」 じゃぁね。それだけ言って彼は背を向けた。
───明日、雪が降るよ。
声が聞こえた…
--------------------------------------------------- ↑ 明日無理やり終わらせるよ。 非色の天使たちも進めなくちゃ…
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