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2004/08/24(火)
キャンバス。
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空色のキャンバス。
見上げた空に、舞う雲。 かすんだ雲は、天使の翼。 並ぶ鱗雲は、人魚の尾びれ。 ゆらぐ白いかすみ雲は、波模様。 茜色にもゆる山の影、彼らは出会い、語らい、愛し合う。 金色の光粒さ、溶け合う淡色。 しばしの逢瀬の、奏でるシンフォニー。 やがて飛びゆくかすみ雲の翼羽ばたかせて。 波のうねりにきゆる。 さよなら愛しのマーメイド、またいつかこの空の波の中、君と泳ぎたいよ。 さよなら愛しのエンジェル、またいつかこの空を舞うあなたに抱かれたい。 とけゆき染まるは、夕暮れ空。
はぁ…なんか微妙に違うけど、今日の帰りに空を見ていたら上記のような物語が頭に浮かびました。 凄く綺麗な空だったなぁ…
晴天は、空のひとつの顔に過ぎない。 表情は、雲があるから見えるもの。 そんな感じ。 かすれた雲の線が波模様に見えたのも、薄らぐ雲が羽に見えたのも、鱗雲が見事に尾びれの形をしていたのも、事実。 必然的な空模様。 きれいだったなぁ… 金に染まる夕暮れ時もまた良かった… でも鱗雲を見ると大抵「龍神様のお通りだ」と思うんだけど、今日は人魚の尾びれでした。
中学の頃、帰宅途中に友人と見た空には確かに龍がいたよ。 無数の鱗雲に、雄大なその身。 長く揺れる髭。 かっこ良かったなぁ…
なんかそんな一日でした。 会社では俺のユッキーさんが具合悪くして途中退社。 昨夜は40度近い熱があったそうで。 ってか、席隣なんだよ… 私、人一倍風邪やらを移されやすい体質なんだけど… おまけにお盆時の二日酔いの時の喉不調がまだ続いてるし… 今日は咳き込みすぎて吐くかと思ったよ。 風邪、移されてないといいなぁ… 今日は早めにおちようと思います。 今20:22だから、22時くらいには就寝したい。
でも少しは書いておこう、日記内探偵ドラマ連載小説です。 詳細は3月31日の日記、人物詳細は隠してあるネタ帳BBSです。 ↓ ↓ :*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*
『緋色の天使たち』(第七章 9)
カウンター席に腰を下ろした日那子は、とても具合が悪そうに見えた。 「日那ちゃん、珈琲…は駄目だね。何か冷たい飲み物入れるから、待ってて」 「ん…」 静は慌ててカウンターの内側に回り、テーブルの内側にある大きな冷蔵庫を開いた。ガラスのビンに入った、オレンジ色、紫色、乳白色の液体を見つけた。 その内の、乳白色の液体のビンを手に取り、そこに無造作に置いてあったグラスに注ぐ。フワリと、爽やかな甘い匂い。 「はい、日那ちゃん。林檎ジュース」
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林檎ジュース…一人暮らしをして初めて高熱を出したある日、夜中。 何を思ったか、私はフラフラとコンビニに林檎ジュースとレトルトパウチのおかゆを買いに行きました。 その時思った事。 嗚呼、一人暮らしって切ない…(笑)
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