|
2005/01/29(土)
人のために一生懸命？
|
|
|
よく、人の事なんによくそこまでやるね。といった雰囲気の事をよく言われる。
根底にあるのは、自分が嫌いだって事。
無茶をするのもそのぎりぎりのところに自分の身を置くのが
何とも、あぁ、生きてるんだな。やっぱり。と思える。
今までにいろんな事を経験してきて、
その罪悪感とか、後悔がなんかそうさせてる気がする。
自分がする事で、誰かが助かるなら。
喜んでもらえるなら。
嬉しく想ってくれるなら。
ありがたく想ってくれるなら。
なんの見返りも求めて無い。
ただ、そう思ってもらえる事が
少しだけ、償いを果たせた気になっているような気はする。
やってる時は当然自然とそう言ったりやってるけど、
考えてみるとそんな気が。
だけど、時として、大きなお世話だったかな。と想ったり、
またやってしまったと思ったりもある。
気にしていない。と言われるけれど
気にしないでは居れない。
それがまた、いつまでも心に引っかかり、
しようと思う事を躊躇したり。。。
時にはやっぱりしていれば良かった。と後悔したり。。。
そうして償わなければいけないと想う事が増えていく。
だから、あまり振り返らないで居たい。
でも、どうしても過去にとらわれる。
人のために一生懸命なんじゃない。。。
ただ、罪悪感から逃れたいだけなんだろう。
金や時間やそんなモノじゃない。
そんなのを潰してでもしなければいけない業がたくさんある。
自分を向いて笑ってくれる人のためにも、
少しは自分を好きになれれば。となりたいと
人を好きになるには自分をちゃんと認めて好きになってやらなければ駄目だと言われた事がある。
でないと、その人にも愛されようが無いだろ。と。
だから、そう思っているだけだ。
そう思っていた。
想いがあるから苦言も呈する。
想いがなければ何も言わないで良い事と知ってても
そしてまた、そこから。。
俺の中に業は生まれる。。。
拾えなかった想い。命。
もう、見殺しはしたくないと想っていた。
そして今手にした業は、一生償いきれないほど、大きなモノだ。
どんなに頑張っても、人との関わりの中で生まれたモノは
その場所でしか償いようがない。
埋めようがない。
取り返しようがない。
他の事でどんなに頑張って見せても
それはただ、与えられている事。
やらねばならない事。
罪悪感や後悔がなかったとしても、生きてく中で当然やらなければいけない事でしかないから。。。
だから、いつも償うつもりで居ても償いきれなかったのだと知った。
背負うしかないモノだと。
取り返せるモノならば取り返したかった。
間違えた場所で。
もう一度。と。
取り返せるまで何度でも頑張って立ち上がりたかった。
覚えているだろうか。。。
いつか時間が流れすぎていったあとに、
あなたのおかげで良い人生だったと、
万感の思いを込めて言える自分でありたいと語った事。
どんなに焼かれても、道を照らし続けるといった事。
見つめ続けるといった事。
でも、俺は、自らの手で、その言葉を握りつぶしてしまった。
パンドラの箱。
最後に残ったのは希望だったとか。。。
生まれた時にしっかりと握りしめていた手。
いつしか、何かを掴むため、その手を開いて、たくさんのモノをとばした時に
最後に残っていたのはなんだったんだろう。。。
この手に。
|
|
|
前の月
