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2005/10/16(日)
熱き霧が峰・・・・(1)
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16日の夕方5時頃に無事に帰ってきました。
15日の本番はやはり朝から雨が降っていましたが、午前中は晴れ間も出ていた。 ゼッケン番号からするとお昼前後の出番。 午後からは雨がじゃじゃ降りになるとのこと。 見学していると皆、練習に練習を重ねて出場しているペアばかりなので、張り詰めた空気と熱い思いの雰囲気でさすがにすごいな!と思った。 長野県にお住まいの「ぶるーな」さんが来てくださるとのことで見学しながら楽しみに待つ。 そしてぶるーなさんとジョイ君にお会いできて、しばらく一緒に見学した。 とっても素敵な方で、張り詰めていた私の緊張もリラックスしてきて心の中が温かくなった。 ジョイ君は穏やかで性格が良くて可愛くて優しいお顔のGR。 一目ですごく温かい飼い主さんのご家庭で大切にされているのがよくわかった。 そしてコテージで一緒の方とどうぞとすごく心のこもった手作りの超豪華な差し入れをたくさんいただき、びっくり!!
そしてお昼はれいままが夜に作っておいてくれたシチューといただいた差し入れを皆で美味しくいただいた。 そしていざ、出番〜!とコテージを出る頃から雨が降り出した。 コテージの前で練習をした後、雨脚が強くなりこれは車で行かないと!とカイを乗せて会場へ。 牡のB班にはすでに8人程並んでいた。 順番はもう関係ないらしい。 しばらく車の中で待機していると次女さんが「もう雨はやまないで降り続くみたいだから、私も並んでいるからもう並んでおいたほうがいいよ」と声をかけにきてくれた。
前に5人並んでいるともう1時間待ちの計算になる。 8頭ほど並んでいたのでカイは車の中で待機させる。 前にあと3頭になったときにカイを連れてくると、いつもの様に 臭いを嗅ぎまわり、キュンキュンと鳴くわ落ち着かないわカイでした。 やっと落ち着いた頃に1頭前で長〜い休憩が入った。 後ろを振り向くと次女さんちの訓練所の方達が皆さん見にきてくださっていた。 「うわっ!すごい応援団や〜」と言うと「いえいえ、気にしないで普段通りにやって〜♪」と皆さんにこにこ笑顔。
いざ、出番になるとカイも選別モードに。(これはやはり練習の賜物である♪) 私もそんなにドキドキでもなかったし。 どちらかというと天候もあるのかなぜかテンションが低め。 申告の時に「○○さんの漢字は○という字ですか?」と審査員の方に聞かれて「いえいえ、○が○するという字の○です」といいながら何か学生時代の面接のような新鮮な(笑)気分に!
そして1回目の手元での臭いでカイがぐっ!と自分から嗅ぎにきた。「おっ!いい感じや♪よしよし」と思いながら台に出す。 カイは往復して粘って探して5番を咥える。 持って帰ってきてペッ!とカイが落とした布を手早く拾うと「切れてる〜♪」正解。 2回目も普段通りに嗅がせて台に出す。 これも粘って持って帰ってくる途中で布が切れているのが見えた。正解や〜♪ 審査員の方が「あと一つ!」と言われた。
この頃からやはり私の心臓がドキドキと鳴り出した。 あと一つ○だったらストレート〜! ちょっと気合いが入り、「嗅げ!」の声もきつかった。 この気持ちがカイに伝わったのかも・・・ カイは同じように1番から5番まで嗅いでいるように見えたが、途中で3番から2番へ戻る時には台の前の草を嗅いでいた。 粘って持ってきたが、今度は切れていなかった。不正解。
4回目も3回目と同じ感じで不正解だった。 結果は○○XX。
次女さんが記念に点数板の前で写真を写してくれた。
結果は入賞できなかったけれど、カイの選別態度は4回ともすごく真面目で粘って嗅いで一生懸命に頑張ってくれた。
終わって戻ってくると「魁君の態度、すごく良かった〜!おめでとう♪」と声を掛けてもらって「ありがとう」というのが精一杯で感無量の私。 車にカイを入れているとロックパパさんの出番がもうすぐ!と教えてもらい、見に行く。 待機しているロックパパさんとロック君はすごくリラックスしていていい感じだなと思った。 結果はストレート3○で1回戦突破〜! ヤッタ〜!と喜ぶロックパパさん。 ロックパパさんも点数板前で次女さんによる記念撮影〜♪ 皆、一生懸命に愛犬と喜んだり落ち込んだりしながら頑張っているペアで成功した人も残念だった人も見ているとこちらもジーンと胸が熱くなってくる。
カイが待っている車の中に戻り「カイ! 頑張ったね、ありがとう」というとしばらく車を発車することができなかった・・・。
次の日、朝しばらく競技を見学する。 次女さんが声を掛けてくださり、もう帰られるとのこと。 ロックパパさんとも会えて昨日のお祝いを言って今日も頑張ってもらう様に声を掛けることができた。 そして私はビーナスラインを美ヶ原方面に向かって走る。 でも、昨日の余韻が残り、思い出すと何だか涙が出てきて止まらない。 来る前の予定では終わってから近くのペンションに一泊してゆっくり観光するのもいいなと思っていたのにどうもそういう気分にはならなくて、頭の中は昨日のカイとの経験の余韻で一杯〜!
ビーナスラインを霧が峰の経験の余韻で、まだしつこく涙を流しながら走っているとカイは私が道を迷っていると思ったのか後ろで「キュン、キュン」と不安そうに鳴いているし。 何となく、観光する気分にはならなくて途中で引き返して霧が峰ホテルの賞品引き換え所にゼッケンを返しに行き、もう帰ることにした。
もっちろん、心は来年も絶対に来るで〜!!です。
帰り道は明るいし、高速道路にも慣れてきたしカイとSAにあるドッグランにも寄ってゆっくりと楽しみながら帰る。 家に着くと予定より早い日に帰ったので母は「早過ぎるのでびっくりした」といいながら「今日はお祭りやで」と! 今日は地域の秋祭りで家の前を沢山の青年団による「宮入り」が通り家のテラスから眺める事ができた。
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