|
2005/06/10(金)
行間を読む
|
|
|
今日使う予定だったネタは明日に回します。 こんばんは、けーすけです。
近年、少年少女の犯罪が目立ってきています。 長崎でもここ数年、痛ましい事件が起こっています。 そして今日、山口県の高校で生徒が他クラスの教室に爆発物を投げ込み、多数の負傷者を出した事件が起こりました。
この生徒が爆発物を投げ込んだ動機は「他クラスのある生徒に恨みがあった」だそうです。 しかし、投げ込んだ爆発物には金属片などが仕込んであり、殺傷能力、範囲共にただ1人の生徒を目標に作成されたものとは思えません。 恐らく今後、動機が変わってくると僕は見ています。
僕が予想する動機は「以前から爆発物に興味があり、インターネットで作り方を調べ作成し、実際に使ってみるとどうなるか試したかった」あたりではないだろうかと思います。 たぶん気に食わない奴がいるクラスにでも放り込んでやろうと思ったんじゃないでしょうか。
爆発物を使うとどうなるか知りたかった。 爆発して人間(動物)が負傷、または死亡してしまう。 そんなことを知りたかったのでしょうか? 想像すら出来なかったのでしょうか?
今の子供たちはイマジネーションに欠けていると僕は思います。 想像する力がちゃんと成長してないのではないかと。 僕は想像力というのは個人の才能でも、人間の標準能力でもないと思います。 想像力は訓練によって鍛えられる物、身につくものだと思っています。
想像力を鍛える物としてなにが一番良いか。 それはやはり、実物を見、体験することでしょう。 しかし、それは手に入らない物だったり、物理的に見えないものだったりしてしまうことが多いです。
それではなにが一番良いか。 やはり、本を読むことが一番な気がします。
「行間を読む」 という言葉がありますよね。 これはまさに想像力のことを言っているのだと思います。 作者が何を言わんとしているのか、登場人物がどういう心象なのかを想像することだと思います。 それにその場面の風景や印象、雰囲気など、想像を掻き立てるものが行間にはたくさん書かれているのです。
今の子供たちには、たくさん本を読んで欲しいと思います。 確かに字面だけ追っていても本なんて面白くもないと思います。 行間を読めるからこそ楽しい読書になると思います。 とりあえず、いとこの子供たち、もしくは将来僕に出来るかもしれない子供には本を贈ってやりたいと思いました。
|
|
|