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2005/06/14(火)
冷戦
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すみません、一日遅れました。 こんばんは、けーすけです。
冷戦、それは米国、そしてソ連、または西ヨーロッパと東ヨーロッパが直接的な武力行使ではなく、経済封鎖など間接的な手段によって互いを牽制しあっていた攻防。
そして、今、我が学校のクラスでもこの冷たい戦争が勃発しました。 それは冷房のスイッチ権を争う戦争です。 そう、これぞまさに冷戦です。
この戦争はうちのクラスの男子、M君を筆頭とした「暑くてたまらん、クーラーつけろや」軍と、女子のSさんを筆頭とする「寒くてかなわん、クーラー消せや」軍の静かな争いです。
そしてこの戦争は授業中にこそ激化します。 まず、普通に冷房がついてる状態で授業を受けていると、「クーラー消せ」軍の総司令官、Sさんが動きます。 おもむろに席を立ち、ツカツカとクーラーのもとに歩み寄り、「我こそは正義!」と言わんばかりにクーラーのスイッチを消します。
すると、クーラーのすぐそばの席でスイッチ権を我が物にしようとして目を光らせている「クーラーつけろ」軍の総帥M君が一瞬の隙をつかれたのを悔しがるように、総司令部(自分の席)に帰りゆく敵総司令官Sさんの背中に一瞥をくれると、すぐさまクーラーのスイッチをつけ戦線を押し戻します。
これがほぼ一日に渡って繰り広げられます。 しかも一連の攻防では授業中と言うこともあり、無言。 一番前の席にいる僕は全然気づいていませんでした。
絶対に二人はお互いのことを意識してるとは思うのですが、なにせ一言も言葉を交わさないので正面きっての争いは今のところ起こりません。
もう授業中がスリリングでなりません。 後ろのほうで「ガタッ!」と椅子が動くような音がするとグワッと振り向く僕がいますから。
隣の席の人が「あんたがそんなに気にしたら自分まで気になってしょうがない。」と言ってるくらいに、今、僕のクラスではこの冷戦が熱い視線を受けています。
主に屋上で煙草吸っている僕らだけにですが。
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