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2006/10/02(月)
壁
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世界の壁はやはり厚い…。 こんばんは、けーすけです。
ディープインパクト凱旋門賞3位。 やっぱ世界は強かったか…。
昨日の深夜、F1を見終わってから競馬の世界最高峰レース、凱旋門賞を見ていました。 1999年、エルコンドルパサーが2着に入ったのが日本馬最優先着です。
正直、今回のディープは勝つ、勝てると思っていました。 確定単勝オッズは圧倒的ディープ支持の1.1倍。 しかし結果は3位。 たしかに凱旋門賞で3位という結果は褒め称えるべき結果です。 でも競馬の内容は完敗と言ってもよかった。 直線途中で先頭に躍り出るもゴール直前50メートル手前で2頭に差されました。 この2頭はディープのひとつ年下の3歳馬。 凱旋門賞は馬齢によって斤量(馬が背負う重量)が違います。 先着を許した2頭は年下で斤量が軽かった。 しかし、それを苦もなく破る実力がディープにはあったと思っていました。 実際、同い年のライバルといわれていたハリケーンラン、ひとつ年上のシロッコには先着している。 確かに流れが悪かったこともあります。 全馬がディープをマークするような競馬になってしまいました。
もしディープがこれから先、現役を続けるのなら来年も凱旋門賞を目指して欲しいです。
そしてもうひとつの世界最高峰のレース、F1。 愛するマクラーレンのキミ・ライコネンは早々にリタイア。 ふてくされつつもワールドチャンピオン争いがかなり面白くなってきているのでレースはずっと見ていました。 天候も雨、路面はウェットからハーフウェットに変わるようなレースで面白かったのもあります。
結果はミハエル・シューマッハの優勝。 これでリードしていたルノーのフェルナンド・アロンソにポイント差で並びました。 そしてミハエルは年間勝利数でアロンソを上回ったのでポイントランキングではアロンソを逆転しました。
しかし、今回僕が言いたいことはそれではない。 琢磨のことです。
以前からこの日記を読んでくれている人は知っているでしょうが、僕は琢磨の能力に大いに疑問を持っています。 昨日の中国GP、最終ラップに「青旗無視」として琢磨はリザルト抹消となっています。
「青旗」とは、後ろから自分より周回数の多い車が来てるから道を譲りなさい、という警告です。 琢磨は最終ラップに後ろから自分より周回数の多いBMWのハイドフェルドが来ているにも関わらず、ほぼ1周青旗を無視してハイドフェルドに道を譲りませんでした。
その結果、ハイドフェルドはホンダのルーベンス・バリチェロに追いつかれてしまい、ハイドフェルドは琢磨を追い抜こうとするも琢磨にブロックされ行き場を失いバリチェロと接触しました。
これにより、レース後に琢磨の青旗無視、そしてそれによって起こった衝突の責任として14位完走というリザルトを抹消されました。
もし琢磨が、走行ライン以外は雨で濡れていてラインをはずして走るのは危険だったから、と言おうものなら琢磨は自分自身で「自分にはF1ドライバーたる資質はない」ということを言っているようなものです。
まぁ、そんなことは思っても絶対に言わないでしょうが。
しかし、他のドライバーたちはウェットな路面でもちゃんと青旗が出たら後続車に道を譲っているのです。 そしてプッシュし続けたのです。 これは、自分のドライビングスキルをいかんなく発揮するのみではなく、モータースポーツとしてルールを遵守してクリーンなバトルをしていたということです。
なのに琢磨は青旗無視です。 しかも今シーズン二度目。 前回はタイム加算のペナルティでした。
これは琢磨がドライバーとしての技能に疑問を持たせるのみではなく、スポーツ選手として我々ファンに暗い印象を与えました。 もちろん、僕も日本人として琢磨には頑張って欲しいと思います。 でも、これから先、ああいう走り方をすればスーパーアグリが琢磨を中心としているチームであろうとも、そのシートは危ういものになると思います。
そして最後に、琢磨ファンの人に「素人がいくら理屈を言ってもなんの説得力もない」と思われるかもしれませんが、「もし琢磨が本当にプロフェッショナルなF1ドライバーなら、素人にああいうレースは見せるべきではない」、僕はそう思います。
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