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2008/08/07(木)
戯言
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「世の中にどうしてこれだけのカップルができるか、恋人同士が成立するか、その理由にすいて思考したことはあるかね」
「…………」
「だっておかしいじゃないか。自分が好きな相手が自分のことを好いていてくれるなど、そんな好都合なことがそうそう起こり得るはずがない。少女漫画じゃあるまいしね……、しかし現実問題、百人の人間がいればそれだけの分の恋愛が存在したということになる。どうしてだと思う?」
「……どうしてだとも、思いませんが。考えたこともありませんよ。たまたまじゃないですか?大数の法則とか」
「違うね、そんな偶然はありえない。私が出した結論はこうさ――相手が自分のことを好いてくれているということ。それはとても嬉しいことだからだよ。相手が自分を好きだということ、それだけで相手のことも好きになれるものなのさ」
「きみは玖渚ちゃんに好かれたいんじゃない。そんなことは望んじゃいない。きみは玖渚ちゃんに選ばれたいんだ。たった一人の存在としてね。」
――クビキリサイクル――/西尾維新
最近戯言シリーズ読み返して、なんかいいなぁって。(勉強しろ
課題がっ………!!←
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