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2006/06/09(金)
及川光博@日本武道館
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どう見積もっても、今夜が過ぎてしまえば半年はステージに立って、 歌い、踊ることはないなと思うと、一曲一曲についつい魂がこもってしまいます。 胸がいっぱいです。 あぁ、うれしい...。
僕、90年代の終わりごろ、こうして大規模なワンマンショーを開催する度にこう名づけてました。 「ひとりのビッグショー」 そして、いつからか、そのタイトルを使わなくなりました。 確かに久しぶりの大規模なショーですけども、言えることはひとつ。 僕は...ひとりじゃないからです。 支えてくれる、そして愛してくれるファンがいて...、メンバーがいて、スタッフがいて。 みなさんも大人と呼ばれるお年頃でしょうから、きっともうわかってるはずだと思います。 人間は、どれほど才能があっても、人一倍努力をしようとも...しても、一人では何にも出来ない。 ムーブメントは、やはり力をあわせて作り出すものだと確信しました。 20世紀の終わり、そして 21世紀のはじまり、みなさまのおかげをもちまして、 丸10年間の活動を終え、11年目のスタートでございます。
うん、あのねぇ...変わったと思う...よ、いろんな経験をさせていただいて...。 デビュー当時というのは、愛と、その愛と同列に憎しみを、この背反関係を描こうと躍起になってました。 いや言ってしまえば、愛を語るには未熟過ぎたし、まぁ...ちっちゃかったんですね。 もう今は、照れも隠れも逃げもせず...愛を語りたい。
こんなに無力な僕が、なにか大勢の前で出来ることがあるならば、いや、大勢の前で何かすべきなんだ、と。 だから大勢が集まってくれているんだ。 世界キラキラ大作戦。 ネーミングはお茶目ではありますけども、良識を向上させていこうという試みです。 今もっともこの日本に不足しているパワー、それは愛だと思います。 もちろん、憎しみは消えない、その連鎖をいくら止めようとしても、消えないだろうな、きっと。 でもさぁ、やっぱりそれは光と影であって、光の世界で生き続けるからこそ、闇の深さを知る...べきなのではないかと。
みんな、キラキラしよう...。
人生は、悲しいことの連続です。 だって、自分以外はすべて他人なんだから。 ではその他人とどんな時間を共有するか、そして、過ぎてゆく時をどれだけ大切に思えるか。 これからも、愛し、愛されていきましょう。
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