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2005/09/28(水)
介護等体験2日目
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今日も、昨日と同じ高校3年生のクラスに入った。
午前中は、体育会の練習。
ダンスをしたり、走ったりした。
それから給食を食べて、昼休みは応援団の練習があって、昼は「自主生産」という時間だった。
自主生産とは、縫い物をしたり、和紙を使って工芸品を作ったり、いろいろなことをする時間。
これは何のために行うかというと、高校を卒業したあとの、それぞれの進路のため。
養護学校を卒業してからの進路は、やはり厳しいらしい。
作業所、施設、会社などが主な進路先やけど、それでも全員が採用されることはない。
だから、少しでも自分で仕事ができるようにということで、いろいろなものを作ったりして進路に向けての勉強をしている。
3年生は、体育会が終わったら、作業所や施設などに実習に行くらしい。
そのような「自主生産」があって、帰りの会があって、終わり。
文章にしたら、あんまりたいした経験をしてないように感じるかもしれない。
でも、この2日間で学んだことは、とてつもなくでかかった気がする。
まず、強く感じたこと。
それは、子どもたちがものすごく純粋で、素直で、やさしいということ。
一人ひとりが違って、そのお互いの特徴を理解し合って、みんなで助け合って学校生活を送っていた。
本当に、やさしい心を持っていた。
そう感じられる場面が、数え切れないほど見られた。
少なくとも、自分が今まで通ってきた学校には、こんな温かさはなかったと思う。
先生たちも、子どもと正面からぶつかっていた。
怒るときはしっかりと怒って、ほめるときはしっかりほめていた。
ただ、そういった、いい先生ばかりではないのも現状だと思う。
うちのクラスには担任が2人おったけど、一人の女の先生は、やさしさと厳しさを持っている先生だった。
常に子どもたちとの会話を大切にして、いっぱい笑いながら会話していた。
でも、悪いことは悪いと言える。信頼されている先生だからこそ、子どもたちも心を開いているのだと感じた。
ただ、もう一人の男の先生は、正直、あまり子どもにとっていい教師とは言えないと感じた。
コミュニケーションや声かけがヘタで、子どもたちが寄っていくことも少なく、どこか暗い印象だった。
おれは、活力を感じない先生はダメ教師だと思っている。
でもそういう先生が減るとは思えないので「いろんな先生がいるから、子どもたちもいろんなことを学べるんだ」と考えることにする。
まぁ教師の話はいいとして、とにかく子どもたちが本当にかわいかった。
2日しか関われんやったけど、帰りの会で話すときは泣きそうになってしまった。
とにかくそれぐらい純粋で、素直で、やさしい子どもたちだった。
おれは、教職を採るための過程としてこの実習に参加したけど、これは、教師とかどうこうではなく、人として、絶対に参加するべきだと感じた。
興味ない人が自分から参加することはないと思う。
でも、興味のある人もそうだけど、それよりも興味がないからこそ参加してほしいと思った。
このような体験を一度することで、確実に社会は変わると思う。やさしい気持ちが増えると思う。
郵政がどーだとか、憲法がどーだとかもあるけど、おれは、このような体験をすることが必要なんじゃないか?と本気で思った。
皆さんには、もし機会があれば、いや、機会をつくって、このような経験をしてみてほしいです。
まぁ、とにかく、これから街中でそういう方を見かけたときは、温かい目で見てください!!
今度の日曜は体育会を見に行ってきます!!!
3−2のみんな、ありがとう!!!
そんなわけで終わります!!!
気持ち!!!
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