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2004/03/18(木) 18世紀の演劇
4 18世紀の演劇

ヨーロッパの18世紀演劇は主として俳優のための演劇で、戯曲も特定の俳優の才能にあわせて書かれた。こうした俳優たちはしばしば古典劇を自身の趣味と能力にあわせて書きかえてしまった。なかでもシェークスピアの作品は、それを演じる俳優のために、あるいは三統一の法則にあうように、原作の原形をとどめないほどに書きかえられ、その結果「リア王」や「ロミオとジュリエット」はハッピー・エンドでおわることになった。と同時に、中産階級の登場により、新古典主義への反発や感傷的なものへの趣味が強くなっていった。ドイツのレッシング、フランスのピエール・ド・マリボー、イギリスのジョージ・リロとスティールなどは、写実的な手法で中流階級と下層階級の人物をえがき、その結末ではかならず善が悪に勝利した。戯曲のうえでも上演に際しても写実性と歴史的正確さがかなり重要視されるようになった。


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