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2004年3月
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2004/03/26(金) テキストからの課題の一部 
5. 道徳劇の中心的課題(テキスト)
道徳劇は奇跡劇よりも遅れて14世紀末に現れた、全く新しいジャンの詩劇である。
道徳劇のテーマや登場人物はキリスト教からとられたが、サイクル劇のように聖書の物語を演じるのではなく、それ自身で自立していた。たとえば「エブリマン」のような道徳劇は、1人の人間の一生をえがいており、吟遊詩人や吟遊歌人のような職業俳優によって演じられた。寓意的な登場人物はそれぞれ死・大食・善行などの美徳、悪徳をあらわしていた。道徳劇の戯曲は、韻文の韻はくりかえしが多く単調で、シェークスピア劇の2〜3倍の長さがあることもめずらしくなく、そのうえ説教くさく現代の読者にとっては退屈である。しかし、演技者は即興で音楽や場面を挿入し、悪徳をあらわす登場人物の喜劇性を追求して、娯楽性の強いものにつくりかえた。


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