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2004/03/27(土) テキストからの課題の一部 続き
6. イギリス・ルネサンスにおける演劇活動

北ヨーロッパの宗教改革によって、16世紀半ばには宗教劇の系譜に終止符がうたれ、かわって新しいダイナミックな世俗劇が各地に登場した。サイクル劇や道徳劇の単純さとシェークスピアやモリエールの劇との間には途方もない距離があるように思われるが、中世後期には人間の葛藤・不幸や同時代の世俗的問題への関心、喜劇的なものとグロテスクなものがふたたび姿をあらわし、新しい演劇が生まれる素地ができていた。さらに、素人俳優から職業俳優への移行もみのがせない変化である。

15世紀末になると道徳劇とは別個に、イタリアの「新しい学問」の影響で、あらたに一層宗教的寓意性をうすめ、より一層写実性と娯楽性を増した「インタールード」が現れる。

14世紀中葉にイタリアに興ったルネサンスの波が,島国イギリスに伝わったのはやっと16世紀になってからであった。イギリスにおいても,ギリシア・ローマの古典文芸の再発見,科学の発達,宗教精神の覚醒,古い制度・束縛からの人間性の解放等をその特色とする。人文主義者トーマス=モア(1478〜1535)の『ユートピア』は,理想的共産社会を描いてイギリスの社会制度を諷刺したものであるが,理想国家へのあこがれを表現したいという意味において,ルネサンス精神を反映したものである。

● インタールード 題材を自由に選び、主に政治・社会変化・法律・教育に関する討論の対話劇で、夜の宴会の催し物の間に小人数で演じられた短い芝居である。
●世俗的芝居の最初期のもの 司祭ヘンリー・メドウォール(Henry Medwall)の傑作『フルゲンスとルークレース』
 


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