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2006/08/20(日)
犬のバーちゃん
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ワシの母方の実家に犬がおるのです。 その子は紫(むらさき)言うて、昔は美しく、可愛いワンコだったのですが… 先日、久しぶりに見たらすっかりお婆ちゃんになってました。
今でもワシを見かけたら尻尾を振り、歩み寄ってくるのですが、 後ろ足をよたよたさせ、昔のように走って寄ってきたあの姿は見る影もありません。 それでも頭を撫でて欲しくて、手に頭をこすり付けてくる仕草は昔のまま。
そういえば、子供のころ幾度となく犬に噛まれても 犬を嫌いにならなかったのは紫のお陰かもしれません。 むしろ、ワシを犬好きにしてくれたのは紫のお陰だとも言えます。
今こんな日記を書いてると、昔の紫の事を色々思い出します。 まったく吼えないので忍者のようにいつの間にかすぐ傍にちょこんといたり。 ワシが子供のころ花火をして車の下でガタガタ震えてたり。 頭を撫でられるのが本当に大好きで、数時間も撫で続けてワシの手がヒリヒリしたり… 紫の子供を貰いに行った時の心配そうな目が印象的だったり。 (お前の子供は相変わらずお転婆で元気だかんね!) また、利口な犬で3度目の妊娠の時、家の人が 「これ以上子供生んでも、育てれんよ!!」と 紫に言ったところ、2週間ほど家には戻らず、子供を生んでから戻ってきたそうです。 それが利口かどうかは?ですが、人の言葉をよく理解してると思いました。
その紫も、もう14歳… あの子がワシに与えてくれえた物は大きく、何よりあの子が大好きです。 この先何年生きれるか解りません。 もしかしたら数年も無いかもしれない。 きっとこの先、頭を撫でてあげれるのは数回有るか無いかでしょう。
また頭をなでに会いに行きたいと思います。 その時はまた手がヒリヒリするぐらい撫でてあげるかんね!
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