|
2004/03/31(水)
●辛い日々が始まる・・・
|
|
|
■いよいよ決算
今日で3月が終わってしまうので、いよいよ決算作業に入ります。
一般的には「決算までが忙しい」と言うイメージがありますが、僕の仕事の場合は決算を締める立場なので、いまから3ヵ月ほどがとても忙しかったりします。 いや、今までも今期末の計数予想やら、来期の予算策定なんかで、十分忙しかったんですけどね。
あ〜ほんとヤダヤダ。 まったりとした人生を送りたいもんだ。
■え、赤字に転落?
ここ最近、絶好調だと(個人的に)思っていたカプコンが、2004年3月期通期の業績見通しを42億円の純利益から94億円の赤字に下方修正すると発表しました。
主な原因としてはアメリカでの発売スケジュールの見直し等により売上高が当初見込み時点より約120億円減少したことや、損害保険代理業などの連結子会社の解散費用などにより、約82億円の特別損失が発生した為だそうです。
「色々と手を広げすぎると、経営は難しくなりなぁ」と言うのが今回の雑感ですね。
まぁ、販売戦略の見直しの関係上、経常利益は減少しましたが、それほど悲観する現象ではないと推測してます。 本業自体はそれほど悪くないみたいですので。来期は『GTA vice city』でドーンと国内収益を稼いでくれい。
問題は、本業であるゲームは赤字だけど、アミューズメントパークやらの副業で利益を稼いでいるメーカーさん達。 このパターンになると、今後はちょっと厳しいでしょうね。
■これ、いいなぁ
任天堂が東京事務所で、学生を対象にしたゲームクリエイターの育成セミナーを開催するそうで。
講義は週1回、3時間程度行われる予定で、募集対象は首都圏在住の大学院生、大学生、専門学校生など。 定員は30名ですが、応募者が定員を超える場合は筆記試験や面接で受講者を選抜するとのこと。
講義内容は任天堂所属のクリエイター達がゲーム作りのノウハウを指導し、講義の過程でGBA用ソフトの制作も行っていく予定。
ちなみに、受講料は無料。
募集は明日、4月1日より開始するとの事です。
■日本をなめるんじゃねぇ!
ゲーム開発サイド向けの祭典「GDC 2004」にて、マイクロソフトのピーター・ムーア副社長が発言した日本に対するコメントが、色々なところで話題になっているようで。
元々は、マイクロソフトが先日発表した次世代ゲーム開発プラットフォーム「XNA」のアピールなんですが、その中で以下のような発言をしたそうです。
「日本はすでにアイデアを使い果たし、西洋諸国に遅れが出始めている。」 「昨年の東京ゲームショウに行き、男が剣を持って走るというゲームを15回ぐらい見たが、日本のメーカー自身が認める創造力の欠如が生まれてきている。」 「革新的なゲームを生み出すのは、西洋諸国のデベロッパーとパブリッシャーになってきている。」
そして、それらの問題を解消するには、大規模なグローバルゲームを開発する必要があり、その為にはXNAが必要不可欠と語っています。 同氏は日本へ赴き、日本のパブリッシャーにXNAを売り込みに行く予定とのこと。
ピーター氏曰く、「彼らは両手を広げて歓迎することでしょう。」
そんな態度だから、お前のところは嫌われるんだよ。
日本に来たら、誰か言ってやってよ。 「ぶぶ漬けでも食いまっか?」って。
|
|
|