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2004/07/13(火)
●説教臭い日記でゴメン
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■色々と止まってます
昨夜はゲームする事が出来ませんでした。
正確に言うと、次回レビュー用のオールドゲームとかを物色していたのですが、現在進行中のPS2『真・女神転生V ノクターン マニアクス』もGBA『SDガンダム Gジェネレーションアドバンス』も手を付けてません。
気が付いたら、「絢爛舞踏歳 ザ・マーズ・デイブレイク」も4週分ほど観てないし。
あぁ、ガンダムのSSも全く進んでないや。Thrushさま、スマンです。
■心を病んだ友と、すべての学生さんたちへのエール
この春から四国の方に行っている友人からメールが来た。
彼は大学で教員をしているのだが、学生さんのあまりに世の中を知らない幼稚な意見に、ほとほと疲れ、かなり精神的に参っているみたい。 俺の周り、みんな精神的に病んでいる連中ばかりかよ。
単純に経済学レベルの話なら「この学問は、こういう観点に立って考えてるものなんだ。」と言い切ればいいが、なんでも彼の場合はもっと個人レベルな話のようだ。 しかも社会に出た時に困らないように、色々と指導しているそうな。
すげぇなぁ。今の大学ってそんな事までやってんのかよ。
実社会経験の乏しい学生に対して、現実を教えるのは難しいと思う。
世の中、綺麗事だけではすまない。 しかし、それを体験していない若い学生には受け入れられないのだろう。だって知らないんだもん。
なんか話を聞いていたら、昔の自分を思い出した。
僕はかつて、大学でゼミに在籍している時に、教授と激論を交わした事が何度かある。 内容は「夫婦のうち、片方がアルツハイマーにかかった時、それを理由に離婚を認めるべきか?」と言うものだ。
教授の考えとしては「片方がアルツハイマーである為に、もう片方が負担を強いられ人生を苦しむのは避けるべきだ」と、離婚容認の考えだった。 学生だった僕は「夫婦は苦楽を共にすべきであり、片方が病気になったからと言って見捨てるのを認めていいのか?」と、離婚は認めないという考えをしていた。
教授も僕も、その論議になった時にはいつも平行線のまま折り合いが付かなかった。
ホントに大馬鹿野郎だったね。 何も現実をしらない、ただのガキだったとおもう。
自分が社会に出て、結婚して一緒に住むようになって改めて思う。 自分がアルツハイマーになったら、嫁さんにはとっとと離婚して次の人を探して欲しい、と。
大学の教員は、社会経験の乏しい人も多いので、学生と考え方が近い事が多い。 しかし僕の友人は、かつては企業で2年ほど勤めていた。 退職した後、バイトを続けながら大学院に進み、苦労して教員に採用された経緯がある。
それだけ苦労しているからこそ、彼の話は学生には受け入れられないのだろう。
なかば夢にも近い自分の理想を、汚い現実話で濁される事を、本能的に拒否してしまうのだろう。 そのせいか、某国営放送の「プロジェクトX」等を見て、「苦労は必ず報われるんだ!」だと勘違いしている人も多いのだそうだ。
そんなのは、ほんの一部だってば。 多くの屍の上に咲いた一輪の花なのよ。俺自身、今の会社で何回も失敗したプロジェクトを見ているし。
彼が危惧しているのは、そんな学生さんたちがあまりに現実を知らないので、社会に出た時にすぐに駄目になってしまうのではないか?と言う事だ。 だから、なるべく現実を伝えようとするのだが、受け入れられないのがストレスになっているのだろう。
ほんとに心の優しいやつだよなぁ。 俺ならそんなガキは放っておくぞ。聞く耳を持たない奴に何を言っても無駄だしな。
社会に出る前に絶望させすぎるのもよくないが、希望を持たせすぎるのも毒だ。 一番良いのは、一般企業にバイトすることだ。正社員と同じ時間帯で働く事。 今で言う「インターンシップ」という奴だが、僕は学生の頃にこれに近い事を約1年ほどしていた。
実は「告白」のアルバイトシリーズの為に、この話はとっておいてある。 社会人の人たちに近い立場で、同じ様な生活スタイルを取ってみるとよくわかって来るだろう。
社会には、自分と同レベルの連中などいくらでもいる事を。
そんな中で、楽しい事も辛い事もある。 そしてみんな、自分の生き方を模索している。
自分で金を稼ぎ、生活するのは本当に大変だ。 生活する為には衣食住だけでなく、「年金」に「健康保険」に「住民税」など、何もしていなくても「そこに存在する」だけで金がかかる。
それでも、ただ「生きているだけ」だ。 自分の趣味等を満たすことで、初めて「生活」と言える。
仕事をしている上でも、「責任」というプレッシャーが重くのしかかる。
ただ、生きるのは確かに大変だけど、スタイルは一つだけじゃない。 これから就職しようと考えている学生さんたちには、根拠のない理想やイメージだけで自分の仕事を決めるのではなく、しっかりと情報収集して欲しい。 それも、良い事しか書いていない、ただの企業PRレベルだけでなく、実際の職場の話も聞けるならいい。 可能ならば職員の不平不満を聞けるともっといい。
そうすれば、自分の求める仕事のスタイルを持つ会社が見つかるだろう。 少なくとも、社会に出てから「こんなはずでは無かったのに!」とショックを受けることも少ないだろう。
友よ、頑張れ。みんな、頑張れ。 俺も見つけたい、自分の天職を。
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