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2006/12/21(木)
●色々と考えてみる・・・
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冬期講習を明後日に控え、それまでの下準備ですでに疲労困憊の小坊主です。
寒い季節の中、皆様いかがお過ごしでしょうか?
新しい仕事に就いてからいままで、かなりのペースで突っ走ってきました。
おかげで塾の校舎運営というものについては、基本的なことは把握できました。 そういう意味では、とても充実した期間だったと思います。
ただ・・・内情を知れば知るほど、かなり報われないことの多い仕事でもあるなぁ・・・というのも感じます。
塾って言うのは、まぁ、言ってみれば生徒の学力を上げて、志望する高校や大学に行く可能性を伸ばす・・・ってのが、その主たる目的なんですけど、それを邪魔するものはたくさんあります。
まず部活動。
成績が悪いから金払って塾に行っているのに、部活の顧問は塾に行くから部活を休むというと、烈火のごとく怒り出す。 こっちに言わせれば「お前はこの生徒が部活を続ける、一生食っていけることを保障してくれるのかよ!」と言いたい。
さらに学校のアホな進路指導。
今の時期は受験生が進路を決定する時期なのだが、どうもトンチンカンな指導をする先公が多い。 今日も生徒が泣きながら「自分が行きたくも無いところに『もうここを受験することが決まっているから』と、勝手に受験先を決められた」と訴えてきた。 つーか、決定するのは本人だろが。
こんな話は日常茶飯事で、いまの学校は「少しでもいい学校へ」ではなく、「とにかく進学すれば進学率が上がるからどこでもいいや」というスタンスが本音だ。 だから、明らかに1段も2段もレベルが低い学校で決めてしまおうとする。 しかも、さらに推薦でさっさと決めてしまいたいので、鉄板中の鉄板の学校を薦めて、少しでも早く生徒の進路を確定させて自分たちが楽になりたいという思いがありありと伝わってくる。
そうかと思えば、英語の成績が悪い生徒に対して、試験が英語の筆記と英会話の面接のみという学校を平気で薦めてくる。
こんな奴らが生徒の人生に関わる仕事をしているのかと思うと、全く持って反吐が出る。
最近、『教員免許の更新』について話題がよくのぼるが、現役の学校教員が「自分たちは大変なんですよ〜そんななかで免許更新なんてバカげてる〜生徒の学力で学校を評価するなんてナンセンスだ〜」と、戯れ言ほほざいているブログか結構あるけど、そんなことは自分たちの役割を果たしてから言えよ!
つーか、そんなに仕事が辛くて嫌なら、さっさと辞めてくれ。 生徒の実力もろくに把握していないお前らのいい加減な指導のせいで、どれだけの生徒が自分たちの『可能性の芽』を詰まれたか、猛省しろ!!
そして、最大の敵が親。
ブランド物の服やカバンでビシッと揃えながら、子供が勉強したいといっているのに「もったいない」と子供の目の前で金勘定のことでグチグチ言う親。 家で勉強しないのを、「塾の指導が悪い」と平然と言う親。 子供がテストでいい点を採っても、褒めもせずにまったく無関心な親。
一体、誰の子供なんですか?と言いたくなる。
冬期講習期間は朝9時から夜11時までぶっ通し。 僕もスタッフもフラフラになるだろう。 バイトの講師たちにも、無理を言ってかなり頑張ってもらうことになる。
子供の指導だけでも大変なのに、これ以上余計な仕事を増やすな!と言いたい。
それにしてもこの仕事、金銭面的にも決して豊かではない。
週休1日で、この待遇はありかよ?と考え込んでしまうぐらいの低賃金だ。 ましてや塾というのは、その年によって収益の浮き沈みがとても激しい。
たしかにやりがいはある業種だが、いまの僕の場合、校舎運営がメインなので授業で生徒と接する機会が少ない。 まともに授業ばかりしてると、ほかの仕事が溜まってマジで家に帰れなくなるからだ。
はぁ〜・・・と、ため息をついているときに、今日たまたま昔の会社の同僚から電話がかかってきた。
話を聞くと、昔の会社のお偉いさんが某信用組合で理事を務めているのだが、そこに空き人員が出来たので仕事をしないか?というのだ。 経理の仕事をメインで考えた中間管理職として人材が欲しいというのだ。 ありがたい話である。経理部門を経験しているって、やっぱり大きいらしい。
はっきり言って、金融の仕事はもうコリゴリなのだが、銀行なんかよりもかなり仕事は楽で(取引先が固定されている)、給料も以前の銀行時代並みらしい。 待遇面も交渉してやるから、一度考えてみろと言われた。
3ヶ月前なら即、断ったのだろうが・・・
迷っている自分が悲しい。
やっぱり、金はないとアカンよなぁ。 それに週休2日制って、やっぱり大きいよ。
『闇金ウシジマくん』のカウカウファイナンスでさえ週休2日だというのにさ。
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