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2007/03/27(火)
●さらば塾講師!(そのF)
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みなさん、こんばんは。
先日、校舎の中で信用できる講師数名から僕の送別会を開いてもらいましたが、彼らの給料があまりにも少ないために気の毒になって自分が全て奢ってしまったボンゴレーノ小坊主です。
しかも僕だけノンアルコール飲料で、自分の車で全員を自宅に送り届けました。
どっちが接待される側なんだか?とか思いましたが、まぁ受験や冬期講習とかでみんな頑張ってくれていたし、今回は『慰労会』ということで・・・
さて、前回の続きです。
かつての同僚から電話がかかってきたものの、勤務中は電話に出れなかったので、昼休みに折り返しで電話すると、「銀行のN元取締役が、小坊主さんに仕事を紹介したいので、連絡を取って欲しいといわれたので電話しました。」
仕事?いま、俺もう就職しているぜ?
とりあえず、話だけでも聞いて欲しいというので、電話を本人に変わってもらい、挨拶もそこそこで話を聞いてみた。
N元取締役の言うには・・・
「某金融機関で一人、退職になるので人材を探している。」 「職種としては簡単な預金と融資のみ」 「将来的には企画運営に入って欲しいので、そういうことが出来る人材を探している」 「君は銀行で企画も財務も経験があるから、ぜひ紹介したい」 「いまの勤め先より、給料は遥かにいいはずだ。やはり生活にはゆとりが必要だろう?」
正直、迷いました。
今の会社ははっきりいって収入が少ない しかし、まだ転職したばかりだ・・・こんなことでいいのだろうか?
だが・・・塾業界に入って解ったが、大手の塾が進出しだして、ここの塾も全校舎で生徒を徐々に取られ、全社的にみると売上がダウンしている。
そんな状態で、さらに新規の校舎を展開しようとしている・・・これは倒産に追い込まれる会社の、典型的な自殺行為パターンではないのか? 本来はここはじっくりと地元の基盤固めをすべきだと思うのだが・・・おそらくこの会社は、もう永くないだろう。
だけど・・・また金融業に戻るのか?・・・
とりあえず、少し考えさせて欲しいと告げ、年明けに返事をすることになった。
心の中で再転職について自問自答を続けながら、朝から深夜まで常時、気を張り詰めた状態で過ごし続けた結果・・・最終日にスタッフを送り出したとたん、熱を出してぶっ倒れてしまいましたとさ。
人間、キャパを超えると熱が出るもんです、はい。
正月が明けてもまだ熱はひかず、咳も酷くなる一方。
そんな状態で冬期講習日程を全てクリアして、さらにその翌日には一日中、たったひとりで教室内で小学5年生から中学3年生まで模試を実施して、一息つく間もなく私立受験直前となりました。
今回の転職の誘いを、「とりあえず話を聞きにいく」と言う事で受けることになりました。
実際に、どんなところなのか見てみないことには、判断のしようも無かったですし。
病院で咳止めと熱さましを貰い、なんとか体調を整えて履歴書と職務経歴書を携えて、面談場所に行きましたよ。
この履歴書を書くのって、何回書いても面倒ですよね〜 さすがにPCで作るわけにもいかないし。(職務経歴書はPC製作だけど)
毎晩真夜中にふらふらになりながら仕事から帰った後で、2回ぐらい書き損じた挙句にようやく出来上がった履歴書を持参して、指定の場所へ行きました。
理事長と挨拶を交わし、会議室に案内されると、そこには副理事に専務がすでに待ち構えていてビックリ。
もうすでに最終面接状態でした。
いまの塾とは違いかなりの質問攻めでした。
「なぜ銀行を辞めたのか?」とか「なぜ校舎長という立場なのに塾を辞めるのか?」などなど・・・
かなり焦ったね。
だって、心の準備をなにも用意してなかったから。
いま考えると、酷い受け答えしかしてなかったと思いますねぇ〜
とりあえず、こちらとしても落ちてもいいや〜ぐらいの気分で面接に臨んだので、あまり気にせずにその日はそのまま仕事に赴きました。
その数日後・・・件の某金融機関から薄っぺらい封筒が送られてきました。
こ、これは・・・・
これはいわゆる、『お祈りメール』と言う奴ですかぁぁぁ〜
落ちるとわかっていても、やっぱり自分を否定されたみたいで、少しショックだよなぁ・・・と、封を開けて書類に目を通す。
・・・内定通知書?
受かったぁぁぁぁぁぁぁ!!
この時点で、僕の腹は固まりました。
いまの塾から、脱出してやるぅぅぅぅぅ!
(つづく)
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