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2007/04/01(日)
●さらば塾講師!(そのG)
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3月末をもって、正式に塾講師というステータスから外れました。
そして、明日、4月2日から、ちょいと公的な色合いが強い金融機関に就職することになります。
つまり・・・本日、4月1日の時点では、私は無職という事になりますな。
あははははは、ある意味、自由な身分で気が楽です。
さて、長々と塾講師となってから、今に至るまでの経緯を話してきましたが、今回は塾を辞める上で決定的となった出来事を書きます。
前回の日記の中で、新しい就職先が決まったことで塾を辞める決意をした・・・と書きましたが、実はこれには大きな理由があります。
この仕事、やりがい自体はあるのですが、まず僕の直属の上司である常務が塾経営には不得手でありながら、アレコレと引っ掻き回してくれていること。(しかもそれが的外れで、色々な意味で足を引っ張られました。)
そして給料があまりにも少ないこと。(何年勤めても、いまと給料が変わらず、役員クラスだけがぼろ儲けをしていること)
そして・・・会社として、色々な意味で不健全だという事です。
自分の校舎に常駐していた某男性正社員スタッフ(仮名A)と二人きりで話すことがありました。
彼は僕が、冬期講習が明けた頃からいまの仕事場にかなり疑問を持っていることに気づいていたので、「自分もはっきり言っていつ辞めるかも知れない」と語っていました。
そんなある日のこと、たまたま生徒がインフルエンザで欠席しまくって、授業が全く無い時間が発生しました。
その時、彼は僕に「小坊主先生はもう、ここに長くいるつもりは無いのでしょう?自分もあと1年もいることも無いだろうし、この会社の秘密を教えてあげますよ。」と話しかけてきた。
どんな秘密かと思ったら・・・なんと、この会社にいる古株連中が、とんでもないという人間だった・・・という話だったのです。
具体的に言うと、1年前まで集団授業の校舎長をしていたが、いまでは一般社員に格下げになっているSという講師がいます。
彼は自分では「校舎運営は自分の性に合わないので自分から降りた」とのたまわっていたのだが、実は会社の金に手をつけて借金を埋めて、それがバレて降格されたんだそうな。
つーか・・・それって犯罪じゃん! なんで懲戒免職にならないんだ?
他にも、かつて校舎長をしていたのだが、生徒の情報を持って他塾に転職したのだが、その塾が潰れて結局戻ってきた・・・という人物が2人いるとのこと。
なんなんだ、この会社は!?
実はこれらのことを知っているのは、社長とその兄である常務、さらに父親の会長・・・この3名のみであるはず・・・なのだが、なぜかA講師は知っているのだという。
なぜそんな事を知っているのか?と彼に尋ねると、彼は「ここまで言ったら全部話しますけどね・・・」と、衝撃的な発言をした。
実は遅刻・欠席常習犯である女性講師Bが、常務と不倫の間柄になっていて、ベットのなかで常務がBに漏らした情報が、そのままA講師に流れているというのだ!
B講師は元々おしゃべりで、自分ひとりの中で秘密を隠しておける性格ではない。 だから、彼女が信用しているA講師にだけは何でも話してしまっている・・・というのが事の経緯なのだそうだ。
しかも、B講師は週に3日、僕の校舎で勤務しているのだが、その間に発生した僕の情報も、常務に筒抜けだという。
会社体制や、常務に対して不満を言っていることが、全て常務に伝わっているというのだ。
初めは耳を疑いました。
しかし、確かに自分がまだ報告していないのに、常務のところに話が行っている事が何度もありました。
さらに言うなら、B講師が遅刻したり休んだりするときは、たいていが常務に連絡が行って、その後でこちらに報告が来ます。
直属の上司は俺なのに、いつも相談事は常務としていて、あとから常務より聞かされる・・・それが通常のパターンでした。
いやはや・・・おかしいとは思っていたんですけどね。
そりゃ、役員の愛人だったらどれだけサボろうと、お咎めないよなぁ。
他にも、こっちがまだ不慣れで常務に相談しようと電話しても、携帯の電源を切られていたり、「用事があって○○校舎を回ってくる」といいつつ、その校舎には行ってない・・・なんて事が度々あったのですが、それらは全部そのB講師の部屋にいっていたり、デートしていたりしていたそうです。
日時や時間も、証言とピッタリ合う。
自分の上司で、しかも役員である男が新入社員を愛人にして、さらに自分の校舎がスパイされている!
さらにいうなら、会社の金を横領したり、顧客データを持ち出しておきながらのうのうとで戻ってきた連中と、同じ程度に考えられていたのかよ・・・
ふざけんじゃねぇ!!!
これが発覚したのは、今度の転職先が内定する少し前のことでした。
こんなの、仕事のやりがい以前の問題だよ。
だから、内定が出た翌日に、常務に辞職願を叩きつけました。
(つづく)
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