小坊主の雑日記
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2007/06/09(土) ●さらば塾講師!(そのH)
さて、塾を辞めた経緯説明も、今回が最終回です。


辞表を叩きつけた日も、朝の7時からビラ配りさせられて、その後で会議、さらに校舎に戻って12時過ぎまで勤務・・・と、労基署に訴えるぞ、コラァ!というスケジュールでしたね。

ビラ配りの後、常務のところへ行って「これの受領、お願いします」と辞表を渡しました。


常務は「とりあえずこっちへ」と僕を会議室へと連れ出し、ひとしきりうなった後で・・・


「君も辞めるのか・・・実は、君以外にもすでに○○校の校舎長が辞めると言ってきているんだよ・・・」と漏らしやがった。


○○校の校舎長といえば、社長や常務なんかよりも塾経験も長く温厚な人柄で、この人がいるから、彼の校舎にはバイトも生徒も集まっていた・・・と、言われていたぐらいなのだ。

ザマァミロ( ゜д゜ )

そりゃ、自分たちが役員なのをいいことに、現場を引っ掻き回せば人は離れていくだろうて。
俺と同じようにな。


で、退職するまでは、いままでどおり勤務してほしい。そして、退職することは当面、スタッフや生徒の誰にも話すな・・・と念を押された。

理由は簡単。
連鎖的に人が離れていくのを防ぐためだ。


もう・・・「はいはいわりましたよ(棒読み)」って感じでしたよ。
ほかにもっと、言うことはないのかっての。



しかし・・・その翌日には思いっきり笑える話が。


以前に、うちに勤務しているB講師(女性)が、常務の愛人であることを教えてくれたA講師から、「小坊主先生、いよいよ辞表を出したんですって?」と聞かれた。


情報漏洩のカタマリか、ここの会社は。


話しの出所を聞くと、昨日、僕が辞表を叩きつけた直後、まだ自分の部屋でくつろいでいたB講師の部屋に突然常務がおしかけて、落ち込んだ顔で「今日、小坊主先生が辞表出してきた。これからどうしよう・・・」と相談しに来たらしいのだ。

で、昨日の勤務終了後に、口の軽いB講師が、A講師に喋った・・・ということらしい。


妻子持ちで常務で30後半の男が、20代の愛人に「部下に見限られて落ち込んだ自分を慰めてほしい」と相手の都合も考えずに部屋に押しかけてきたんだってさ。
どこまでも情けないやつよ、まったく。

それにしても、自分から「誰にも言うな」と言いながら、このていたらくかよ・・・

この時点で、ホントに辞表を出してよかった・・・と思いました。


そもそも、社員にも自社の決算内容を開示しない会社なぞ、信用できません。
会議の場でも、売り上げの話しかしなくて、純利益の話は出ないし。

どうせ経費で自分個人のモノを買っているか、仕事をしていない社長や常務の奥さんも役員登録されていて、役員報酬もらっているからそれがバレるのが嫌なんだろうな、やれやれだぜ。


その後もなんだかんだで、毎日朝から深夜まで、しかも休みなしで残業代なしという過酷勤務を3月末のギリギリまでさせられましたからね。


こっちとしてはもうやる気もなく、モチベーションなんかゼロどころかマイナスだったけど、最後まで仕事に手は抜きませんでしたよ。


結果として、塾グループ内では唯一の黒字校舎にして、県立高校受験者(17名)が全員合格する(これも僕の校舎だけ)という結果を残しました。

さらに4月以降も前年度以上の売り上げ予定を確保した状態で、校舎を去ることとなりました。

僕の後の校舎長は楽だろうなぁ・・・常務がまた現場を引っ掻き回さなければ。


で・・・その後、塾の講師仲間から聞いたところによると、人手不足の関係でこの4月から講師から校舎長に昇格した人物が、1ヶ月で退職したらしいです。

この会社、僕みたいにちゃんと辞職願を出して、期限を決めて辞める人は少ないらしく、たいていが『突然出社しなくなる』という逃亡パターンがほとんどだそうです。

そりゃそうだろうな・・・この業界は人も会社も腐りきっている部分が多いし。


でも、いい経験になりました。

何よりも身をもって知ったのは、塾講師なんて雇われでやるもんじゃないって事ですね。

はっきり言ったら、あんな低賃金で休みの安定しない業種、自営でない限りはやってられません。

ホントに塾の仕事がしたかったら、定年退職後にのんびりとやります。


それに、みんな誤解していると思いますが、中学生までなら親でも十分に教えられるはずです。
だって、自分たちだって昔にやってきたことだもん。

それなのに、高い月謝を払って塾に通わせるのは、自分が教えるのが面倒だからでしょ?と言いたい。
で、塾に通わせているのに成績が上がらないのは、塾のせいとする親も間違っている。

だって、結局は本人のやる気次第なんだから。

たかたがいまの中学レベルで「難しい」とほざいているのは、純粋に勉強をやってないから。
部活やったり、ゲームやったり、夜にたむろしてるだろ?

結局はそれを許す家庭環境が悪いの。
自分の子供の不甲斐なさを学校や塾のせいにする前に、まずは子供から金と携帯を取り上げなよ。


さて、これで塾の話はおしまい。

まだ話し足りないこともあります(犯罪者が勤務しているとか、ストーカー騒ぎがあったとか)が、とりあえず一区切りということで。


あぁ、すぅ〜っとした!


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