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2006/01/18(水)
記憶の風化 松下
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自分も 震災について思うことを綴らせていただきたいと思います 皆様ご存知の通り、昨日で11年の月日が経ち 災害の中心地だった神戸も、そのほとんどが震災の面影を覆ってしまうほどに復興しました 11年前は自分は9歳の小学三年生。今ではそのころの自分と同じぐらいの子達が さも歴史の教科書の中だけの出来事のように震災というものを感じ取っているのだと思います
震災以降、地震への対策は充実したものになり、人々の震災の記憶は薄れつつある とニュースで流れていました 自分も少しづつ震災の記憶・恐怖が薄れ、さも大昔の出来事のように感じることがあります しかし自分達の経験した阪神淡路大震災は、いまだ様々な人々に傷を残しています
友人は一昨日の夜を震災のトラウマのせいで寝ることも出来ずに目を涙で腫らしたそうです
もぅ過去の事だと感じているのは自分だけではないと思います 記憶が風化し 恐怖が風化し 悲しみが風化し・・・ それでも十一年前の一月十七日 多くの人々が亡くなり、傷ついた地震があったということ そしてまだ癒やせない傷を負っている人達がいることを忘れない 忘れてはいけないと思っています
これを期に震災を思い出して皆で地震というものを再確認して防災に改めて目を向けて考えていきたいと思いました
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