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2007/06/30(土)
ガッタフィーリン
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苦痛に歪んで 光がグニャグニャに 乱反射する涙目の向こう側に見えたのは ゆらゆら揺らめくまやかしソーセージ、
いてもたっても気に食わないので 胸の所に見知らぬ外人のイニシャルが刺繍されている お気に入りのジャンバーを被せてみた、
そしたらそのまやかしソーセージは 裏地をすり抜けてまたそこで ゆらゆら揺らめきだした。
乱反射した光が美しく思えるのは 自分に酔い痴れているせいもあるかもしれないけど 実はあなどれない何かが作用しているかもしれないなぁ、 ふと、頭をよぎったけど やっぱりどーにもこーにも気に食わないから そこらにあるお気に入りのモノから大事なモノからなんでもかんでも 引っ張り出してきてそのまやかしソーセージに被せてみた、
みたけど、 やっぱりまやかしソーセージはそこで ゆらゆら揺らめいたままで 何にもちっとも変わらない、、
精も根も疲れ果ててその場にヘタレこんでしまった、 お尻が地面に着いた瞬間、
「そうか!!!」 と、 答えが見えた、
答えが見えたその人は 少しだけ残っていたお気に入りの上着をきれいにたたんで そっとタンスの奥にしまって
洗面所の鏡の前に立ち 右目からは右のお目めを、 左目からは左のお目めを、
そっと取り出して 自分でも忘れてしまいそうな所にしまってみた。
そこで思わず俳句を思い付いちゃったんだって その人、
〜ピーナツの
塩加減やら
バター加減〜
その時その人は見えなかったらしいけど 窓ガラスに映ってたその人の顔は ちょっとだけ ロバートデニーロに似てたらしいよ。
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![](/user/korogari/img/2007_6/30.jpg) |
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