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2008/05/17(土)
ありがとう
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受け入れられない事実があった。自分が今何をしにここにいるか、どうしてこんなことをしているのか全くわからなくなることがあった。けど、勝手に体は動いていて、頭も決して働いていないわけではない。ある一点においてのみ止まっていて、後は完全にいつも通り。
事実を突き当てられてもだって、だって・・その連続だった。久しぶりに涙を枯らした。久しぶりに大切な人を失う辛さを思い出した。無条件に愛してくれた人。コブクロの蕾のごとく、「理由なき愛」をくれた人だった。
時間に心が全くついていかなかった。でも涙だけは止まらず流れた。枯らすほど流した後はしばらぼーっとして、すぐに笑顔も作ることができた。でも帰りの車の中で「蕾」が流れた瞬間、最後に搾り出したかのようにまた数滴涙が流れた。もうそれからはあくびをしても出てこないほど。もう何を言われても大丈夫。
大切な人の死を目の前にした瞬間頭の中が真っ白になり全身の力が抜けるのがわかった。これ以上大切な人をなくしたくない、そればかりを思った。もう怖くて寂しくて仕方がない。何で昨日まで届いていた声が、目の前にいるのに何で今は届かないの。死が、怖い。
でも受け入れることも必要なんだとどこかではわかってる。家に帰って、お兄ちゃんの前で手を合わせた。しばらくは時間がかかるらしいから、お兄ちゃんと会えるのはまだ先になるだろうけど、もし会えたらそのときは一緒に見守ってねとお願いをした。お願いしなくてもちゃんとしてくれそうだなぁって思うけどね。
最後に会ったときの約束。「子どもは裏切ったらいかんよ」。子どもが大好きだったからね。私は絶対やぶらない。
今日は仕事でした。仕事でよかったって本当に思いました。希望に満ち溢れた子どもたちが何よりの励みになった。ありがとう。
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