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2004/08/21(土)
温泉記事
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白骨温泉の入浴剤混入報道以来、温泉に何か疑惑があればすぐマスコミ報道されるようになりました。 個人的には、さすがに水道水を湧かしたものを「温泉」と呼ぶのはどうかとは思いますが、入浴剤を入れたことであそこまで大騒ぎするべきものなのか、ちょっと疑問に思うところです?
ところで、今日Yahooのトピックスを見てたら、今度は大分は筋湯温泉のことが出てました。何でも「筋湯温泉は、発電所で使用された廃水を温泉に使用している」と週刊ポストが記事に出したことで、町や県が反発しているということです。 ここで紹介されている発電所とは、やまなみハイウェイに面する八丁原発電所のことで、ここは地熱エネルギーでタービンを回し発電する地熱発電所の1つです。大まかに言うと地下からわき出す蒸気でタービンを回して、タービンに連結された発電機から発電するもので、タービンを駆動させた蒸気はその後冷却されて排出(排気)されますが、筋湯温泉はその冷却された水(お湯?)を分湯してもらって源泉と一緒に使用しているようです。ほほー、初めて知りました。
蒸気自体は単にタービンを回す為に使われるだけで、工業的に何か薬物を注入したり、タービンを回した後に油が混入されるとかいうことはなく、従って「排出」と言っても汚染された蒸気が外に出るわけではありません。基本的には地下からの蒸気がほとんどそのままの成分で外に出るだけなのです。なので、温泉につかって何ら問題はないはずです。 それを週刊ポストは「廃水」と言い切るところに、執筆者の無知さといいかげんさが露呈しています。まぁ、この手の雑誌では当たり前のことではありますが・・・。 記事に上げられた筋湯温泉は、根も葉もない記事を書かれて大変お気の毒なことではあります。
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