|
2005/10/29(土)
引っこ抜けちゃった!!
|
|
|
5年前の新婚旅行でスイスに行ったとき(そう言えば、すっかり旅行記がおざなりになってしまいました・・・)、自分へのお土産と言うことで懐中時計を買いました。全面金色〜もちろん金メッキ〜で、1日1回ネジ巻きしないと行けない代物ですが、未だにお気に入りの一品です。 とは言っても、年月が経つと懐に入れることを忘れることも多々あります。ここ1年ばかりはすっかりその存在すら忘れていました。
そんなある日、イオがいつものように「家捜し」をしていたら、この懐中時計が出てきたのでした。イオの遠投攻撃にさらされる寸前に身柄を捕獲し、あわやの危機からは免れまして、どうせなのでちょっと付けてみるかと言うことに。 時計の上部にあるネジを巻くと、カチカチカチ・・・という音とともに秒針が軽快に動きます。さすがはスイス製です(意味無し)。 さて・・・、次に時刻合わせでもしますかいな、と、上部のネジを引いてみます。普通のアナログ時計と同様、針を動かすにはネジを少々引いてやる必要がある・・・んですが・・・、あれ?・・・おや? ネジがポチッと出てきませんね??
こりゃ困りました。中で引っかかっているのか、ネジが出てきません。小さいネジなので、指でつまむだけでは力が入らず、痛い思いをする割りには一向に引き出せません。 こうなればペンチにご登場願いますか。 ペンチでネジをがっちり挟み、力を込めてネジを引き出します。せーの、ぬがーーーーっ!・・・スポーン! 何とネジが根本から引っこ抜けてしまいました!!!
目が点になってしまいました。頭だけちょこっと出てくるはずのネジが、まるで土から引っこ抜いた大根のように、根っこもろとも出てきたのです。時計を見ると小さな穴がのぞいています。ま、まさか芯を折ってしまったのか?? 一応時計は何事もなかったかのようにカチカチカチ・・・回っています。これがなくても時計自体はちゃんと動くみたいで一安心ですが、しかしこのままではネジ巻きすらも行えず、残り1日の命となってしまいます。何とか修復を試みなければなりません。
根っこに当たる部分は裁縫針のように細いため慎重に入れないと曲がってしまうことが考えられます。しかもストレートに入れてやらないと、内部の機構を壊してしまう可能性もあります。 ブキッチョ自慢の自分に許される行為なのでしょうか??
自問自答をしばらく続けますも、自分の時計だし、意を決してやってみます。針に糸を通すように慎重に慎重に・・・あれ?引っかかるぞ。ここで無理は禁物。一旦引き抜いてもう一度・・・。うっ!やっぱり引っかかるぞ。どうする?少し力を込めるか?いや、曲げてしまえば一巻の終わりぞ?でも、力を入れたい、入れたくて仕方がない・・・・・。 荷重アップ!!
ここがY−daスタイルです。思い立ったら即実行。するとどうでしょう。つっかい棒が取れたようにスルッと入ってくれたではありませんか。父ちゃんやったよ!オレは修理したんだよ!思わず頭に天使が舞い降りたような気がしました。
とりあえずこの後動作確認をしましたが、ネジ巻き、時刻合わせも問題なさそうでした。あとは時間が狂わないか長期的に見る必要はありますが、ともあれ思い出の品を壊さずに済んだことは素直に喜びたいと思います(その夜1リットルビールで祝杯)
|
|
|