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2005/04/05(火)
春の出産シーズン
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春です。暖かい季節がやって参りました。1年のうちで一番複雑な気分になる季節の1つです。何でかというと、そこかしこから仔猫の鳴き声が聞こえてくるんですよ・・・。
カワイイ鳴き声を聞けば、「ああ、また可愛らしい仔猫が見られるんだろうな」という期待に心膨らみます。 しかし、どちらかというと困ったことが多いのです。 捨てるんですよ、育猫に困った奴らが!!!
この前も、どこぞの人が大量の仔猫をあちこちに捨てていたらしいのです。捨てられた場所は、ウチの実家の前はもちろん(?)、他の家の近くにも捨てられてあったそうです。で、それらがすべて我が実家に持ち込んできたのですよ。たまらないのはウチの母です。いくらなんでも、多くの猫を預かるなんてことは到底できません。今度ばかりは心を鬼にして引き取らず、市役所に相談することを勧めて持ち帰らせました。 引き取ったのは、家の前に捨てられてあった3匹の仔猫だけです。 他の家に捨てられてあった猫はどうなったのでしょう。 市役所に相談したのか分かりませんが、結局のところ、近くの公園に置かれてあったのでした。普通であれば、これを見ればウチの母は持って帰りそうなものですが、今回ばかりは断腸の思いで家に連れてくることをしませんでした。翌日、見に行ってみると死んでたそうです。
ウチの母には、捨てた本人(老人)に心当たりがあったそうで、たまたま近くを通っていた「捨てたと思われる本人」に問いただしました。あっさり認めたそうです。本人曰く「今度息子の家に住むことになったから、猫を捨てた」と。曰くウチの母「アホたれ、避妊もさせずに無造作に育てるからこうなるんじゃ。ウチは毎回毎回拾ってきた猫を避妊させとるんじゃ。お前のような者が無責任にウチとかに捨てるから、避妊代もバカにならんのじゃ。あれこれ、うんぬん・・・・・・・・」 その後どうなったか分からんですが、母の説教はしばらくつづいたとか。
話を聞く分には全く許せんことではあります。しかし、これがいざ自分の事になるとどうなるのでしょう。ウチの母もいつまでも元気でいるわけではないですし、いずれはあの世に行ってしまいます。その時にイヌとかネコがいっぱいいるとしたら、自分は一体どのような行動にでるでしょうか? ウチの嫁さんが動物好きであれば少しは明るい未来が待っていますが、あいにく犬/猫には恐れをなしているのが玉に瑕です。多分快い返事は得られないでしょう。だとすると、一体どうするべきでしょう。保健所に処分してもらう勇気もなく、引き取ることも難しく、挙げ句の果てにはやっぱり今回の許せん人物を同じ行動に出るのでしょうか。 これを考えると、大変憂鬱な気分になります。
ウチの母もそのところは十分に心得ていて、だからこそ今回は何でもかんでも引き受けることはしなかったのだと思います。
動物を飼ってる飼い主さん、避妊、去勢は金を惜しまずやって下さいね。
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