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2005/09/11(日)
家グモ現れ父凍る
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注射、タマネギ、水泳、高いところ、苦手な物が多い自分ですが、その中でも「蜘蛛」は最大級の恐怖を感じる存在です。体に比べてやたらと細長い足、不気味な体躯、予測不可能な行動・・・まずもって生理的に受け付けません。5ミリクラスのチビグモだったらまだマシですが、1cm以上のクモがもしトイレとか風呂場にいたとしたら、もはやそこに入ることはできません。もし、自分の近くに不意に落ちてこようものなら、おそらく30mまでは世界最高のダッシュ力を見せつけるだけの自信があります。
そのクモが何と我が家に現れたのですよ!! イオを寝かしつけて、ふとタンスの横のフスマに目をやったときです。コソコソコソッとタンスの裏側から巨大な家グモが出てきたのです。その大きさ、手のひらサイズは確実で、もう卒倒しそうな思いです。 と、とにかく母ちゃんに何とかしてもらいましょう。母ちゃんはまだ自分よりは免疫ありそうです。クモがその場から動かないように、そろーっと台所に移動して Y 「か、母ちゃん。く、クモのおる」 嫁 「あぁっ?(チッ)、長か棒ば持ってこんね。押し入れにあるやろ?」
押し入れにあるのは、30cmにも満たない園芸用の支え棒です(加えてひ弱)。これで、追い出そうと言うんですか?何と豪気な!!
嫁 「こりゃ短い。もっと長い棒ば持ってこんね(クモの大きさ見てちょっとたじろぎ気味)」
でも何かあるか??あっ、そうです。富士山に登ったときの思い出の杖(120cm)があるじゃないですか。すかさずそれを手にとって、母ちゃんに手渡します。
嫁 「何ね。こがん長か棒でも私がせんばとね」 Y 「よかやっか。ゴキブリの時はオレが処理しよっとやっけん。」 嫁 「何で、私がせんばかなぁ・・・。おおぅ!!(クモが動いてビックリしてます)」 嫁 「ほら、父ちゃん。玄関ば開けとかんね。そっちに持って行くけん」 Y 「えー?ボク玄関でずっと開けとかんといかんのですか?こっちに来たらどうっすとね」 嫁 「知らん、とにかく開けとかんね。」
母ちゃんの見事な誘導で、クモが次第に玄関の方に近づいてきました。ううっ、何と気味悪い動きなんでしょう。もう、こっちは生汗だらだらです。母ちゃんの誘導を信じてこっちに来ないことを祈るばかりです。
ついにクモが玄関にさしかかりました。「飛んでくんなよ!!(飛べません)」と心で念じます。母ちゃんはうまい具合に外の方へと追いやり、10分後にはいずこともなく姿を消していったのでした。 いやぁ、こんな姿を大きくなったイオが見たら何というのでしょうか。 やっぱり「強い父ちゃん」を演じなければならないのかもしれませんが、こればっかりはなぁ・・・。
*どっかのサイトからクモの写真を引っ張って貼ろうかと思いましたが、見た瞬間背筋が凍り付いてしまいました。とてもここに貼って延々と見たくもないので、サイトのアドレスだけ貼っておきます。文章は面白かったので興味ある人はどぞ。 http://mirukashihime.cool.ne.jp/asidaka0.htm
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