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2006/01/06(金)
イオの認知度チェック
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人間がコンピュータよりもすぐれている点の1つに、「あるサンプルと同じ物体を素早く探すことができる」というのがあるのを聞いたことがあります。 これは人間がファジーであるが故に、コンピューターのように「完全に一致したもの」を一々比較に掛けるのではなく、一見して「似たもの」から順次探していく能力があるというモノだったと思います。 で、イオにそんな能力が既に備わっているのか試しに調べてみることにしました。
やり方はと言いますと、父ちゃんたちが描いたアンパンマンの絵をちゃんとアンパンマンとして認識してくれるかどうか、です。ちょっと本来の目的とはニュアンスが異なるような気もしますが、お遊びみたいなものですので気にしないことにします。 まずは、普通にアンパンマンの絵を描いて見せました。結果は「アンパンマンにぇー(ねー)」で、ちゃんとアンパンマンだと認識してくれました。
次に、「やつれたアンパンマン」を描いてみました。頬がげっそりとこけているのに何故か微笑みかけるアンパンマンです。普通に見ればどう転んでもアンパンマンとは思えない絵です。 しかし、イオは見るなり即座に「アンパンマンにぇー(ねー)」と答えたのでした。これは驚きです。ということは、イオは丸いモノをアンパンマンと見ているのではなく、絵からにじみ出るアンパンマンの優しい雰囲気(は?)を持ってアンパンマンと認識しているようです。
ならば、次はがらりと様相を変えて「リアルアンパンマン」ではどうでしょうか。その昔ドラえもんに出てきた「きれいなジャイアン」をオーバーラップさせながら、かっこよく描いてみました。さて、結果は? 「アンパン・・・マン・・・?」 おお、何と言うことでしょうか。アンパンマンとは似ても似つかぬ絵だというのに、イオは一応アンパンマンだと認識したのでした。一体何を持ってアンパンマンだと分かったのでしょうか。 どうも、イオは「丸いモノ」あるいは「アンパンマンらしい雰囲気」どちらかが(またはどちらも)当てはまればアンパンマンだと解釈するようです。正にファジーがなせる技だと言えるでしょう。
しかし、この後イオは「リアルアンパンマン」の圧倒的な雰囲気に恐れをなしたのか、見せるたびに「バッケ、こあいこあい」と怖がるようになってしまいました・・・トホホ。
*中央上が真のアンパンマン、左が「やつれたアンパンマン」、右が「リアルアンパンマン」です。これで分かるとはスゴイと思います。
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