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2019/01/08(火)
ディザリングに挑戦
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天体写真を処理するといつも悩まされるのが縮緬状のノイズです。 ここのところ、ダーク画像を平均化してみたり、コンポ枚数を増やしたりして、ある程度は解消されたと思うのですが、先日の撮影分は思ったより画質が荒れ荒れでした。悩みの種再び! ということで、さらなる解消法はないものかと調べたところ、撮影毎に位置をずらすディザリングという方法に行き着きました。
ネット情報を見ているうちに試してみたい気になりましたが、ノータッチガイドだったらいざ知らず、オートガイドの場合だと、撮影の度に「オートガイド停めて、モータ動かして、またオートガイド再開して・・・」なんてやり方は結構手間ですよねー。 かといって、オートガイド効かせている最中に位置変えしても、結局引き戻されるんじゃないでしょうか? しかし!今更ながらネットで調べてみたら、PHD2(フリーのオートガイドソフト)にはちゃんとディザリングと連携したガイド機能があることが分かりました。ほうほう!
ただ、PHD2単体ではできず、別のソフトと組み合わせる必要があり、「BackyardEOS(有料)」と「Digicamcontrol(フリー)」が紹介されていました。いずれも海外のサイトが公開しているソフトです。
有料orフリーとくれば、フリーの方に食いつくのは当然なわけで、さっそくDigicamをインストールしてみました。ところがなぜか起動が遅い!!かなりの時間待っても「Loading」が続き、HDDの読込ランプ点きっぱなし。どんな処理やってんすか?→使用感試すことなく強制終了。
対するBackyardは動作が軽快で、基本的な操作も直感的に扱えました。カメラのシャッター制御やPHD2と組み合わせてのディザリングシミュレーションもやってみましたが、特に問題ありませんでした。
気になるお値段はベーシック版で$35と、大変お求めやすい価格。これならフリーに拘る必要もなく、Backyardケッテーイ。
次は実際に赤道儀をつなげてまともに動いてくれるかですね。次の出張りまでに練習を積んで感触をつかんでおきたいと思います。
*縮緬ノイズです。ちょっと強調してみました。
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