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2005/06/11(土)
小心者の冒険-第一部(思い込み)-
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交番というには洒落た、 コンクリートうちっぱなしの建物の前に立つ。 警察にお世話になるというのは、 例え、模範的に暮して、やましい事がないにしても、 こんなにも緊張するものなのか。 若干心拍数を上げた自分にちょっと苦笑いしながら、 もういちど建物をみる。 コンクリートは雨に湿っている。 ちょっとしたスロープを登って自動ドアの前に。 ドアが開いて、まず目に入るのが、無機質なカウンタ。 この生ぬるい、とても中途半端に磨かれた雰囲気は何ですか。 2人の警官がいた。カウンタ側と奥のデスク側と。 見られると緊張しますが。 制服じゃない私は浮いた感じですが。 とりあえず、堂々としなくちゃ…。 「あのう、落し物なんですけど」 「はいはい、えーと…」 席を立って何かを取りに行こうとする警官(手前側)。 「あ、えっと、その、これを拾ったんですが…」 私は拾ったものを差し出す。 「うん?拾ったの?」
そうか、他人の落し物は落し物ではないのか…。
第一部、思い込み、終。
今は、クビシメロマンチストを再読中。
--- 小食宣言実施中 運動増量宣言実施中。 ま、休日は全然駄目駄目ですね。
--- スモモのスピーチ 桃はピーチですから、ええ、その通りですわ…
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