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2005/06/12(日)
小心者の冒険-第二部(白紙の裏)-
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何はともあれ私は拾ったものを差し出した。 プラスチックか何かで製造された、カード。 印鑑登録証だった。誰が落とすのか…。 受け取ったカウンタ側の警官は言うのだった。 「あっはっは。これじゃぁ拾っても、利用できないなぁ」 適当に私は相槌を打つ。勿論私は財布を拾っても利用なんてしないが。嘘じゃない。 じゃぁここに名前を書いてと渡されたのはチラシだった。 チラシ?裏に水着のお姉さんの絵が好けているパチンコ店のチラシですか? いえ、まぁ、全く、全然、構わないですけど。 第一、色々なチラシが一つの大きさに切り取られて重ねられて、 クリップで留めてあるんですから、立派なメモ帳ですよね。 電話番号、住所、名前をかいて、渡す。 警官はふうんと、答えて受け取った。 因みにこの時点で私は薦められた席に座っている。 「えっと、じゃぁ、植田さん?こっちにも書いて欲しいんだわ」 差し出されたのは、拾得物に関するきちんとした、書類だった。
あのチラシには何の意味が?
第二部、白紙の裏、終。
ロマンチスト通りすぎて、もう一度図書館で借りてきた、 クビツリハイスクールをも再読し終えました。 子荻といーたんの掛け合いが嫌いじゃないんですよね。 「恋愛」と書いて、「ラブコメ」とルビ打つような雰囲気ですから、微笑ましい。
--- 小食宣言実施中 運動増量宣言実施中 ようし、まずは、明日から(ぉぃ
--- 「やっぱり、遭難に遭うと、食糧が最大の関心事かと思いますが…」 「えぇ、難儀しました」 「そう言うわけで今、何が一番食べたいですか?」 「白墨をチョ→食いたい、なんちゃって」 白墨って、要するにチョークですから。
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