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2005/06/13(月)
小心者の冒険-第三部(黒い何物か)-
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まあ、いい。 そんなこと、ほんの些事だ。 従順に私はきちんとした方の書類に同じ事を書く。 なにも相手が公権力だから従順なのではない。 相手が絶対的に間違っている場合を除いて私は基本的に 誰にも逆らわない。といっても、私の心境に大きく左右されるが。 警察官は尋ねる。半疑問の文で訊く。 「印鑑なんか、もっとらんわなー」 勿論。 「ほしたらなー、左手の人差し指で捺印してもらおか」 警官はそういって、朱肉でもなく、むしろインクにすら見えない、 ただただラバーのように黒いそれを差し出した。
え、指紋捺印すか。
第三部、黒い何物か、終。
サイコロジカル再読中。 わたしのグランパ、読了。
--- 小食宣言実施中 運動増量宣言実施中 平日は小食を心掛けて。
--- 夜の料理番 恐縮ながら説明すると、番と晩が掛詞になっとるの。
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