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2005/06/17(金)
時間を視神経を通じ捉える
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時間を「見る」ことは可能なのか。 そういうことについて悩んでいる人がいる。 そういうことを話している人達もいる。 なので、突然議論に参加させてもらった。 考えたことを適当に文章にしてみた。 以下がそれ。
「先生、目って、片目で面を、両目で立体を見ることが出来ますよね」 「そうだね、確かにどちらかの目を瞑ると距離感が狂うね」 「言い換えるなら、目が一つで二次元、二つで三次元が見えるということですね」 「間違ってはいないね」 「ええ、ということは─── 目を瞑っていても、点を認識することが出来るということなんです」 「おいおい、待ってくれよ、視覚は光の存在を前提にしている」 「ですから、理論上、ですよ」 「そうかい」 「そ こ で 、ですね、人間に三つめの視点があれば、つまり三個の目を持っていれば時間を見れると思いませんか?」 「そうかもね。しかしさ、それは、時間を四次元目としたからの理屈だろう? 時間を前提条件として、そう、零次元目として、点の存在を認めてはどうかな?」 「火のないところに煙は立たぬならぬ、時間のないところに点は付かぬですか」 「ま、そういうことかな」 「しかしですね、だとしたら、それこそみえないとおかしいですよね」 「点ですら、大きさによっては見えないんだ、色がないと見えなかったりもするしね。 硝子ですら時には視認出来ない人間が、形ですらない時間を見ることができると思うかい?」 「ですから、目が二つだから時間が見えないんでしょう?人間、二つの目で虚無は見えません。 零とは無のことです。先生、馬鹿ですか?」 「はっはっは、手厳しいな」 「誤魔化さないで下さい、正当な反論ですよ」 「だったらさ、時間は次元で測れないというのはどうだい?」 「時間が四次元目というのが前提です」 「だから、前提そのものが間違っているのさ。味も匂いも目では見えないが、どこかで感じているね」 「はい、それは正しいですね」 「と、いうことは、時間も目ではないどこかで感じているのかもしれないだろう? 時々君は何かを眩しいと思うだろう、しかし、場合によって、君は同じ光でも暗く感じるだろうね、それと同じで、 時間だって、長く感じたり、短く感じたりするだろう?楽しい時はすぐ過ぎる、辛い時は一生分。 ほら、異論は挟めないね」 「ううん…なんだか狐につままれた気分です」 「そりゃそうさ、誤魔化したから…」 「もう!」
(休憩)
--- 小食宣言実施中 運動増量宣言実施中 今日は三食バランスよく少しずつ。
--- 「文豪が愛した球技は?」 「蹴球」 作家とサッカーの冗句。
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