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2006/01/27(金)
北海道を見る目(出発前)
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ここは北海道の平原。 どこまでも広く、限りがないようにも見えます。 近くには湧き水が作る小川が流れていて、沢山の生物が生息しています。
…と、おやおや、こんなところに なにやらお悩みの様子のうら若き女の子がいるではないですか。 今日は、彼女の声に耳を傾けてみましょう。
…何故私は結婚出来ないのかしら。 そもそもどうして人に嫌われているのだろう。 最近そればかり考えている。
やっぱり体型のことかしら。 でも、ややふっくらした体つきは愛嬌の有る感じがして とても魅力的だと思う。 それこそヌイグルミくらい可愛いといって差し障りはない、 といえばオーバかな。
ひょっとして割と無口だったり人見知りするのがいけないのかなぁ。 うーんでも、そういうのって物静かだって、そういう見方もあると思うし。
確かに冬はちょっとだけ行動が鈍くなっちゃうわけだけど、 ちゃんと、秋には冬しなきゃならない仕事は片付けているし…。 これだって悪くはないでしょ?だって、動物だもん。 みんなそーじゃんって、大袈裟な理屈かなぁ。
確かにちょっと毛深いかもしれないけど、 哺乳類として合格できる程度ではある。
特筆すべき点として、 今の日本に好きな食べ物は鮭ですって、栗ですって、野菜ですって、 素直に答えられる、清楚で清純な女って他にいるかしら。
お嫁さんにぴーったりじゃない。
こういう家庭的な子を嫁に取らなくてなにが日本男児かしら。
それにしても最近傷つくことがあった。 今、ものすごぉく山の奥の方に住んでるんだけど、やっぱり足りない物は 人里へ出て補わなきゃ駄目じゃない? で、街へ出ていったらみんなが遠巻きに私のほうを見て ずぅっとひそひそ話し。私と視線が合うと、愛想笑いしてソソクサと退散。 もっと酷い人になると、「山へ帰れ」っていって私に敵意を露わにしたりして。
あぁーあ、このままじゃ私、一生負け組かなぁなんて。
とは、人間に恋した熊のお悩みでした。
2006/02/01 01:46
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