徒然草
うーむ、面白い文章を書きたいものです。

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2006/11/12(日) 不運は文章になるということの実践的証明
土曜日は文系科目の模擬試験。今日は残った理系の試験。
朝、騒がしい目覚し時計に起こされて時間をみると、出発の時間直前。
しかし冷静になって考えて見ると、私は理科は一科目のみなので、
理科から始まる模試は、始まる時間が一時間遅かったような気がする。前例もある。
しかし違うかもしれない。どの教科或いは科目から始まるかということが分からない。
とりあえず数理を受ける数少ない友人にメールを打つと、
「数学からじゃないの?」という返信。そうすると私は二科目受けるので一時間目から…。
しかし、そんなメールのやりとりをしている時間は既に通学の時間。
心では二時間目からだと言い聞かせ、頭では一時間目からの場合の心配。
遅刻をすれば厳しい先生からは厳しくお叱りを受けないとも限らないわけで、
そうでなくとも間抜けなこちらは恥ずかしい思いをしそうであるし、
今すぐ行くのが得策なのか、慌てることは失策なのか。
私の気持ちをかき乱す「数学からじゃないの?」のメールに根負けしてしまい、用意して出発。
今すぐ出たところで間に合うわけではないけれど、しかし行かないことには落ちつかない。
ドアを開けて空を見れば薄暗く曇っていて、これは一雨きそうだと思っていたら、
冷たい水滴が群れとなり天から地へと落ちてくる。慌てていたので傘を持っていないので、
取り合えずバス停まで行けば安全だと思って全力で疾走する私の前方を無情にもバスが。
日曜祝日ダイアでは午前中のバスは非情に少なく、これでは今後一時間は絶望的。
バス停まで走り抜けることも無く肩を落とすと雨がやむ。気象にまで愚弄されるとは。
家に戻ると父が電車の駅まで送り届けてくれるというので有り難く自動車に乗り込む。
今度は何事も無く駅に到着。しかし学校に着いて現実を確認するまでは静まらない鼓動。
私の心臓は高速メトロノーム。不安のビートを刻んでる。私の試験はいつからだ。
何駅かを通過して乗り換えるので、その駅を移動している時に耳元でなる音楽が途切れたので、
MDを取り替えようとポータブルMDプレイヤをポケットに手を入れて引き上げると
手が滑って放物線を描き宙を飛ぶMDプレイヤ。中心角を求めたくなるような綺麗な扇形。
耳のイヤホンが引っ張られてこれも飛んで行く。MDプレイヤに接続された根元は引っ張られ、
重く大きくコードの長さ分本体から離れた耳に当てる部分は力なく垂れ、
そして、カシャッ、ガッと恐ろしい音を立て駅舎の床に激突する精密機械。
ペカッと開いてディスクが飛び出す。赤いディスク。初めて手に入れた五枚のうちの一枚。
足元に突然シルバーメタリックな四角い物体が飛んできて驚いたであろう
おじさんの顔を直視することもできず、小さな声で謝りながら物体を回収する私。
その場から離れて取り合えず再生をしてみる。音は出る。操作も可能。良かった…。
あとは相変わらず動作異常の心臓を引っ連れて学校へ。
廊下がやけに静か。ということは試験時間中か…。
ええと、どの試験の受け方かによって教室を指定されていて、
理科も二科目受ける理系受験生の組みと、数学二科目以下理科一科目の文系学生の組が両方複数。
しかし、理系受験生は確かもう一つ上の階で試験中のはずだから、私の立つ階が沈黙する理由は二つ考えられる。
一つは待機中の生徒が何かの理由によって静かに押し黙っている。
まだ人数が少ないのかも知れないし、教師に喧騒を注意されたかも知れないし、自ら黙っているのかも知れない。
もう一つの可能性には是非外れて欲しい。
そう、既に試験が始まっているのだ。それはつまり私の遅刻を決定的にするわけで。
私の両手が控えめに教室の戸を横にスライドさせると…アッー!
教師曰ク、今試験チュウナリ。次ギヲ室ノ外デ待テ。後ト二十分ナリト。
水飲み場に行ってみたりして時間を潰すうちに千二百秒が経ちました。

06/11/19 21:56

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ライフルで人生に終止符を。
人生は英語でライフ。


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