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2006/11/21(火)
ワンセルフ・デジタルデバイト(同一人物間情報格差)
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日常通りの学校で、一時間目の授業が始まる。 筆記用具、教科書類、電子辞書の三点は学習に必須。 特に電子辞書。普通各人が一つしか持っておらず、 しかも汎用性が高いために、文具や教科書の様な 貸し借りはままならず、極めて個人的な道具である。 乾電池を主な電源として動作する機器。 そんな電子辞書の電池切れ。 「電池が消耗しています。交換してください」 というメッセージが頻繁に出てきたのは昨日のことであったか。 平常ならばその警告を無視し続けて三日から四日から使えるのだが。 電池をケースから取り出して上下に揺さぶるが効果なし。 さてこうなると授業は暇である。 今改めて気が付いた。 何を調べることも許されず、目に付く授業中の空白。 ああ、右手が勝手に動く。動かないのは辞書のみなり。 昨日までの自分は記録された情報を引き出すのに何の苦労もしなかった。 一転して今日は苦労したところで空を掻くが如しなのである。どうにもならぬ。 帰宅の後、すぐに電池を新しいものに入れ換えた。
2006/11/26 22:50
--- 蟹はどこかにあるだろう。 そりゃまあ。
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