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2006/11/08(水)
秋を見つけたのに
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午前中、クラスに親しい人もいない時間がホームルーム前にあって、 他クラスは他クラスで盛り上がっていることだろうからとりあえず机につっぷして、 それで目を閉じてクラス各方位から聞こえてくる雑談を聞くでもなく耳に入れてぼうっとしていると、 私の頭の中でのイメージに結びついている情景的な秋の香りを感じとてしまって、 何処かで見た何時か感じたようなあの失われてしまった形のない何かをはっきりと感知してしまい、 ぐっと胸が詰まってこれだ、これが秋の正体なんだと悟った瞬間に感覚が消失。 いや、消え失せると言うよりは一挙に遠ざかるというか。 私の実体の無い悟りが理性に比較的近い存在だったせいで同時にあやふやなものとなってしまい、 白昼夢の如き蜃気楼となってしまった。というか、目を閉じて思考の海に身を浮かせた瞬間から、 私はどこかで論理を無視してもおかしくはならない程度にぐるぐると映像と言語をつなげていたので、 きっとその存在が邪魔だったんだろうなあ。直感が秋と判断したことを文章化しようと 無意識的に脳の機関が働いてしまうとは。これも日記を書くようになってからですかね。 日記を書くようになって、読書や試験などの脳の容量を目一杯使う時意外は、 大概が日記にどうかけるかという文章化の手順を自律的に脳が行うようになったからなあ。 自分で色々提案やら発想やらをして反論しまくるというのも常態となっているわけだし、 なんというか、こういう日々の習慣がちょっと憎い瞬間でもありました。 あの私の見つけた秋は私の秋であって、他の誰もが感じ得ないのだろうというのは寂しいものですね。
06/11/19 21:27
--- 保護の約束反古。 これを国家間でやられると日本は一たまりもなく…。
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