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2006/02/28(火)
午前午後急変篇
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卒業式は今日が本番。別に何の恩も無い先輩方が 我が学び舎に来なくてよくなる式典です。 もっと好意的に書けないのかという指摘は無視。 しかし、咳と洟をすする音しか雑音がないという 実に静謐で厳粛な雰囲気で滞りなく行われる 儀典というのも悪くはないものです。 卒業生を代表して答辞を述べた女子の名も知らぬ 先輩が居ましたが、中々に感動的な話だった上、 嗚咽を漏らしながら途切れ途切れに読んでいた所為で ちょっと涙腺が刺激されました。卒業する当事者であれば、 きっと本当に涙したことでしょう。 そんな美しくも短い式から一転、午後の私は 級友二人と連れ立って大阪府内に居ました。 先程までの感動はどこへやら、平気な顔して 買物をしていました。まあ本屋なんかを巡るだけですが。 下半身は制服、上半身も一番表面の上着を脱いで 私服を重ねただけなので、どこからどうみても 学生なのですが、別に巡査さんに呼び止められることもなく、 補導員がさり気のない割に高慢な口調で話しかけてくることもなく、 三時間くらい楽しめました。大阪と家を往復するだけで 新書か単行本か買えるだけのお金が必要な土地に住んでいますが、 やっぱり、自由で開放的な都市の空気に触れ、 まあ多分それは人々が違いに無関心を装っているだけに過ぎないですが、 兎に角、現住所を離れて遊べるというのは良いことだと思います。 空が狭いのと、汚れているのと、人が多いのと、道が複雑なのと、 多様な人が集まっているからこその欠点が目に付くというのが 街が嫌いな理由ですが、そういうことは今回、気になりませんでした。
06/03/01 23:31
--- 息子は私の太陽です。 My son is my sun .
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