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2006/02/22(水)
自我尋問霧中篇
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昨日ああ言ったものの、本当に起床時刻が遅くなるとは思いませんでした。 おかげですぐに目は覚めましたが嬉しくはありません。 朝の陽光が無く、何となく疑問に思っていましたが、 外に出、光景と向かい合って納得。白鼠色の霧が漂っていたからです。 街に比べれば随分山間部だとは思っていましたが、これ程とは。 しかし、曙や雪の朝に負けず劣らず霧というのも情緒があり、 住宅地特有の静まった雰囲気が一層赴きを富まします。 バス停で人を見ると全てが台無しで、幻滅しましたけど。
そんな魅惑的な午前中と打って変わって午後の話。 一緒に下校していた友人らに私、植田が友人らに何を想起させ、 どういう人格であると考えているかということを尋ねました。 私は常々自分が他人にどう思われているかを気にしているので、 何気ない一言からそのような話に空気が流れていったので、 皆が考えるよりもずっと喜びました。 私が、自分は誰某を見下していると思う、と言えば同意されましたし、 一人称を一般の会話の中でも割と頻繁に変えているということにも 分析めいた考えをくれましたし、今日は二人とかえったのですが、 それぞれに対する三者の考えを適当に交換もでき、 私は非常にあの半時間が有為なものに思えました。 主観的な客観性よりも気遣いに満ちているとはいえども客観的な 客観的視点で創製された植田という個の雰囲気の方が、 知って得するかとは思います。私はまだ二時間は同一の話題で 盛り上がれそうでしたが、きっとあのあたりが引き際だったのではないでしょうか。 会話中に私は、このような場で話したことは何か特別な契機が無くとも 勝手に思い出されそれが存外に意識を引きつけると言いましたが、 その通りだと思います。私が実際に何となく会話を反芻していますし。 とは言え、残りの二人があの会話にどの程度の注意を払い、 どれ位の思い入れを手にしているのかは知る術がありません。 それもまた知ってみたいものです。
--- ヒットはきっと僕じゃない、他の人が打つ 他のひっとが打つ。
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