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2006/05/13(土)
都会曇天情景
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何を思い立ってか、一人で大阪遠征。 もっとも、単に電車で出かけただけ。 漫画とか読み易い小説を購入して、帰宅。 普段は二三人の友人と一緒に行動するのに、 一人だけで廻るので、不安な気持ち。 別に、いないことが不自然ではないけれど、 思っているより、光景や手順をわかっていなかった。 駅や地下道であっち行きこっち行きして、 とても困惑。といいつつ、それもまた楽しい。 帰る時も道に迷ったのは参ったけども。 しかし、電車に乗って、住む街へ帰っていく途中、 淀川だかなんだかを渡るのですが、 その鉄橋を通過している時に河口方向へ目を向けると、 薄い靄みたいな霧みたいな霞みたいなのがかかっていて、 世界が濁った白で緩く仕切られてしまったかのようで、幻想的。 低い山の麓あたりを通ると、住宅地が灰色に呑まれていたし、 上を見遣ると立体感がまるで失われていたし、 久しぶりに落ちついた静かな気持ちで、風景を楽しめた。 遠くが見渡せるというのも、絶景の一つの条件だろうけども、 今回みたいな、不鮮明で不明瞭な不親切な景色であっても、 それはそれで赴きがあっていいものだなあと思った。 要するに、ロンドンっていうのはこんな感じ?
06/05/15 23:47
--- 「百枚も切符を買ってやったよ」 「気風が良いんだね」
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