|
2006/06/21(水)
今日までも明日からも
|
|
|
今日、学級内で席替えがあったのですが、 くじ引きの結果、私の座席位置は不動でした。 最前列とはいえ、窓に近い所なので風が吹き、 別段悪いこともないのですが、 しかし、周りの環境だけが一変して、 独り取り残された気分。 というよりも、環境に変化が無いので、 かなりつまらないのです。 世界は平和と安定と秩序の下にあればいいですし、 人生も基本的に安穏と平穏と穏健の中にあれば 言うことがないのですが、それらを破らない程度の 極めて危険度の少ない何かしらの変動があるべき なのではないでしょうか。刺激がないと、 脳も活性化しませんし、ひいては精神活動の妨げとなり、 よって私の授業態度が悪化するやも知れません。 これは一大事ですよ。席替えにおける生徒間の 理不尽感を解消し、公正を期す為に用意された くじ引きという仕組が逆に一部生徒に不利に 作用するということなんですからね、これは。 まったくもって由々しき事態であるとしか言えません。 しかしながら、この場合のくじ引きという方法自身に 低確率ながらも席順が不変の者が発生するということが、 前提と言わないまでも、織り込み済みであったとしたら? とすると、今回の私の場合というのは、 神社の御籤で大凶を引き当ててしまう類の 幸運が起こったということになるのでしょうか。 善悪を無視し、単に多数の可能性の中から、 圧倒的少数を偶然にも選択しまうという、 その偶発的体験。この突発的不公平があるからこそ、 あるからこそ、くじが最も一般的で、更に 平等であるということの証明になるのでしょうか。 何と奥深い構成になっているのでしょう。 実に瑣末な出来事に応用された工夫。 順列組合せが学問の一分野として成立する 理由を垣間見たと言うか、単なる妄想と言うか。
--- 帽子が飛ぶの防止 ジェットコースタには脱いで乗るとかね。
|
|
|