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2006/08/31(木)
八月三十一日
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今日が植田の通う高校の始業式であった。 八月の末日から始まるという何かの皮肉のような始まり方である。 今日は登校日今日は登校日と暗示をかけてみても、しかし意味のないことである。 唯一の救いといえば、今日と明日通学すれば九月の二日には休めるということだろうか。 ところで、去年の始業式は発汗が止まらなくて大変な思いをした植田であるが、 今年はそういうこともなく、快適とは言い難くも、耐えられないような状態ではなかった。 夏場としては涼しい傾向のある天候だったからかも知れない。 まさかとは思うが、今年はあまり太らなかったとか、という希望的内容が 植田の頭をよぎるのだが、そういうことは鏡と体重計の目盛りをみて言ってもらいたいものだ。 始業式の後、大掃除や学年集会などが開かれて、そして午後からは試験だった。 これには植田を始め、多くの生徒が辟易したことだろうが、 試験監督の教師が実に生徒思いの良い先生で、延長コードを持って来て、 更に扇風機を使われていない会議室から拝借してきてくれて、接続した。 生徒一同感激である。特に、扇風機に一番近いと思われる植田の感激は人以上だ。 それから、前から画策していたとはいえ、半ば急に神戸へ遠征。 新発売の漫画やらを適当に買って帰宅。 いつも通りの日常に帰ってきたように植田は思うが、 この緊張感のなさには注意が必要かと思われる。
--- 堅気に勝った気? 健全堅実が一番です。
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